ミツバハウジング高額査定
    ■住活コラム

    不動産会社によって査定額に差があるのはなぜ?高額査定を鵜呑みにするとどうなる?

    【目次】

    1.「査定額」の買取と仲介の違い

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    不動産の査定額を考える際には、買取と仲介という異なるアプローチがあることを認識しておく必要があります。

    不動産の買取査定額は、不動産会社が「この金額で買います」と提示してくれる価格です。査定額がそのまま売却価格になると考えて問題ありません。

    一方、仲介の査定は、「この金額で売り出せば買い手が見つかる」という見積もり金額が提示されます。あくまでも見積もりになるので、実際に査定額で売却できるかは分かりません。

    さらに、査定額は不動産会社ごとに独自の基準で算出されます。法的には、不動産会社は査定の根拠を利用者に明示する必要がありますが、具体的な基準については各社の裁量に委ねられています

    2.不動産の査定額を決める5つの要素

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    不動産の査定額は、不動産会社ごとに独自の基準で算出されますが、多様な要素に基づいて決定されます。

    不動産査定では、主に以下の5つのポイントで決まります。

    1.立地条件
    不動産の査定では、立地条件も重要な要素となります。たとえば、人気のある地域や交通の便が良い場所、近隣施設の充実している地域などは、査定額が高くなる可能性があります。

    2.物件の状態
    不動産の査定では、物件自体の状態や条件も重視されます。建物の広さや間取り、設備の充実度、リフォームや改装の有無などが査定額に影響を与えます。

    3.近隣の物件取引事例
    同じ地域や近隣で行われた物件の取引事例を参考にします。同じエリアでの類似物件の価格や取引条件を分析し、査定額を判断する重要な要素です。

    4.公示価格・路線価
    公示価格や路線価は、土地や建物の評価に影響を与える指標です。公示価格は不動産の取引価格を公表するものであり、路線価は土地の地価を示します。これらの情報は査定の際に参考にされることがあります。

    5.市場の需要と供給
    不動産市場の需要と供給のバランスも査定額に影響を与えます。需要が高く供給が少ない場合は、査定額が上昇する可能性があります。

    3. 不動産会社によって査定額に差があるのはなぜ?

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    前項で解説した査定を出すときの基準を使えば金額は統一できそうなのに、なぜ不動産会社によって査定額がバラバラなのか、不思議ですよね。
    それは、最初にお伝えしたとおり、不動産会社ごとに独自の基準で査定額を出すからなのです。


    独自の基準とは具体的にいうと、「査定方法」「不動産会社の都合」です。


    1.査定方法(参考にする取引事例)が違う
    不動産会社は一般的に、公益財団法人である不動産流通推進センターが作成した「価格査定マニュアル」を参考に査定を行います。
    不動産会社によって独自のマニュアルを使うこともありますが、ほとんどはこの価格査定マニュアルに準拠しています。しかし、同じマニュアルを使っていても、不動産会社ごとに査定額が異なることがほとんど。その理由は、査定方法(参考にする取引事例)が違うからです。

    不動産の取引事例は数多く存在し、類似した物件でも様々な事情により取引金額は異なります。そのため、同じ査定方法を使っていても、不動産会社によって参考にする事例が異なると査定価格も異なってしまうことがあります。


    たとえば、安い価格で取引された物件を参考にして査定された場合、低い査定金額が算出されることがあります。一方で、高い取引価格で取引された物件を参考にすると、高い査定金額が算出されることもあります。


     

    2.不動産会社の都合によって高額査定を出すことがある
    不動産会社の都合や戦略によっても査定価格に差が生じることがあります。
    たとえば、インターネットの一括査定などで複数の会社に査定を依頼する場合、自社に売却を任せてもらうために、あえて相場よりも高い査定価格を提示してくる不動産会社も存在します。

    また、最初に高めの売却価格を設定し、反響に応じて価格調整を行いながら、できるだけ高い売却価格で成約を目指すという方法を取る会社もありますし、短期間で確実に売れそうな価格に設定する会社もあります。


    つまり、査定価格は単純に市場相場や物件の特徴に基づいているわけではなく、不動産会社の戦略や利害関係、売却価格を設定する方法が異なるのです。

    4. 高額査定を鵜呑みにするとどうなるのか

    高額査定を鵜呑みにするとどうなるのか

    5.高額な査定額や大手の会社だからといって高く売れるとは限らない

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    一般的に、大手不動産会社はブランド力や広告宣伝力を持っており、売却をスムーズに進めることが期待されます。しかし、高額な査定額や大手であるからといって、必ずしも早く高額で売却できるわけではありません。


    不動産を売却する際には、大手不動産会社と地元密着型の不動産会社を比較することが重要です。


    売却の面では、大手不動産会社は国内外での広告や販売網を活用し、広範な範囲に情報を発信することが可能です。


    それに対して、地元密着型の不動産会社は地域のニーズに特化し、地元の買い手とのつながりや地域特有のマーケティング手法を駆使します。一見、駅から遠かったり、築年数が古かったりする条件の物件でも、人気の学区や子育てに適したエリアであれば、素早く売れることが多いのです。地元密着型の不動産会社は、そのような情報に詳しく、相場感も持っています。


    売却を考える際には、物件の特性に合わせて大手不動産会社と地元密着型の不動産会社を比較しましょう。どちらが最適かは物件の条件や地域の需要によって異なるため、査定結果や提案内容を比較して信頼できる不動産会社を選ぶことをおすすめします。

    6. まとめ

    高額査定を提示されたとしても、大手不動産会社であっても、必ずしも早く高額で売却できるとは限りません。売却を検討する際には、複数の不動産会社に査定依頼をして、査定結果や提案内容を比較検討することが重要です。

    当社は地域に特化した強みを持っているだけではなく、「マーケティング&広告専門チーム」が適切な媒体に販売活動を仕掛け、圧倒的な集客を行います。そして、販売力のある営業マンが売主様に代わり、売却をスムーズに進めさせていただきます。メールでも電話でも構いませんので、まずはご相談ください。

    コラム・住まい探しに役立つ情報

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    ■住活コラム

    【持ち家と賃貸は結局どっちがいい?】よく聞く「1300万円の差」のウワサ

    【目次】

    1.巷で話題の「1300万の差」について

    2.持ち家のメリット

    3.持ち家のデメリット

    4.賃貸のメリット

    5. 賃貸のデメリット

    6. 持ち家と賃貸、老後を考えるなら金銭的に有利なのはどっち?

    7. 持ち家と賃貸、それぞれに向いている人

    8 まとめ

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    通勤のイメージ画像
    ■住活コラム

    通勤時間の平均はどのくらい?通勤時間1時間以上の家を買うメリットデメリットは?

    【目次】

    1. 通勤時間の平均は?片道1時間以上は長い?

    長時間通勤のイメージ

    5年ごとに行われる総務省統計局の「令和3年社会生活基本調査」によると、神奈川県の通勤時間(平日)が片道で39.5分。日本全国で1位という結果が出ています。

     

    順位

    地域

    往復の通勤時間

    片道の通勤時間

    日本全国

    1時間19分

    39.5分

    1

    神奈川県

    1時間40分

    50分

    2

    千葉県

    1時間35分

    47.5分

    3

    東京都

    1時間35分

    47.5分

    4

    埼玉県

    1時間34分

    47分

    5

    奈良県

    1時間28分

    44分

    6

    兵庫県

    1時間24分

    42分

    7

    京都府

    1時間21分

    40.5分

    8

    茨城県

    1時間18分

    39分

    9

    愛知県

    1時間18分

    39分

    10

    秋田県

    1時間00分

    30分

    出典:総務省統計局「令和3年社会生活基本調査」都道府県別通勤・通学の行動者平均時間

    https://www.stat.go.jp/data/shakai/2021/pdf/gaiyoua.pdf

     

    都内の電車は混んでいるので、東京都の通勤時間がトップにきそうなイメージですが、神奈川県や千葉県の方が都内の通勤地に通っているケースが多いことが予想できます。とは言え、1位の神奈川県と2位・3位の千葉県・東京都との通勤時間に大きな差はありません。最大で50分と考えると、通勤時間に1時間以上かけるのは長いと言えそうですね。

     

     

    2. 通勤時間1時間以上の家を買うメリット

    郊外の家のイメージ画像

    通勤に1時間以上かけると、会社が都内にある場合は郊外に住むことが選択肢となります。しかし、「郊外で1時間以上通勤するメリットってあるの?」と疑問に思う方もいるでしょう。実は、この選択には多くのメリットがあります。

     

     

    1.  同じ予算でも郊外なら広い家を買える

    都内でも一駅違うだけでも価格差が大きいことがあります。都内の人気エリアに建つ家は価格が高騰していて買えないという声もよく耳にします。

    郊外の家なら、同じ予算でも希望する広さの土地や家を買える可能性が高まります。

     

     

    2. 駅近の家を買える可能性がある

    都内では駅周辺には主にマンションが建ち並び、宅地そのものが希少です。その結果、宅地が売りに出ていても高額で手が出しにくく、特に一戸建てを希望する場合は駅から離れた場所に住むしかないことがよくあります。しかし、通勤時間が1時間以上かかるような郊外エリアでは、駅周辺に広がる住宅地の中から、手頃な価格で徒歩5分圏内の家を買えることも珍しくありません。

     

     

    3. 治安がよく、子育てに向いている

    郊外の家は、価格だけでなく環境面でも魅力があります。郊外の住環境は子育てにも最適です。広いスペースで子供たちが思いっきり遊べる場所があり、安全で静かな環境が整っています。これは子供たちにとっても、親にとっても大きなメリットと言えるでしょう。

     

     

    4. 通勤時間中、読書などに充てられる

    通勤時間が1時間以上かかる場合、電車やバスの中での通勤時間を読書や勉強などの趣味に充てることができます。そのほかにも、動画を観る、音楽を聴く、ラジオをタイムフリーで聴くなど、趣味の時間に充ててもよいですね。このような柔軟性があることで、通勤時間が単なる移動だけでなく、有益な時間として活かされることとなります。

    3. 通勤時間1時間以上の家を買うデメリット

    睡眠不足のイメージ画像

    どんなことにもデメリットはあります。メリットに続いて、通勤時間1時間以上の家を買うデメリットを解説します。

     

     

    1. 睡眠時間や家族との時間が減る

    通勤にかかる時間が増えることで、睡眠時間が減少する可能性があります。朝早く出勤する必要がある場合や、夜遅くまで働くことがある場合、十分な休息が難しくなります。また、通勤時間が長いと家族との時間が減少することも懸念されます。家に帰った時には既に家族が寝ていたり、十分なコミュニケーションが取れなかったりすると、ストレスや不満を生むことになるかもしれません。

     

    2. 通勤手当の上限次第では交通費がかかる

    通勤手当は通勤にかかる交通費を補助する制度であり、通勤距離や時間が増加すればそれに比例して交通費も増えることがあります。

    しかし、通勤手当には上限が設けられている場合があり、通勤時間が長いほどその上限に達しやすくなります。また、通勤手段によっては定期券や交通カードの購入が必要な場合があり、これも通勤費用を増やす一因となります。

     

    3. 災害時、帰宅難民になる可能性がある

    通勤時間が1時間以上かかる場合、災害が発生した際に迅速な帰宅が難しくなり、安否確認や家族との連絡が滞ることが懸念されます。

    特に交通機関がストップするなどの制約が生じた場合、帰宅難民になる可能性があります。徒歩で帰宅できればよいですが、道路状況が安全とは限りません。このデメリットを踏まえて、住まいを選ぶ際には災害時のアクセスや避難のしやすさも考慮することが重要です。

     

    4. 利便性の悪さから車が必要になる

    郊外では駅や交通機関が遠く、徒歩でのアクセスが難しいことがあります。このため、車が必要となる可能性があります。車通勤に切り替える方もいらっしゃるかもしれません。車が必要となると、駐車場の確保や燃料費、車の維持費用がかかります。これらのコストや手続きの手間を考慮する必要があります。また、車の運転には時間や体力がかかり、通勤時間に余裕がなくなることも懸念されます。

    4. 通勤時間1時間以上の家を買う時の注意点

    郊外住宅地のイメージ画像

    4. 医療施設や買い物に不便がない場所を選ぶ

    長時間の通勤があると、緊急時の医療アクセスや日常の買い物が難しくなる可能性があるため、これらの施設が適切な場所にあるかどうかを確かめることが重要です。生活の利便性を確保することで、通勤によるストレスを軽減し、快適な生活を築くことができます。

     

    5. 実際に現地に行ってみる

    通勤時間が1時間以上かかる家を購入する際には、実際に現地に足を運ぶことをおすすめします。以下は、その際の具体的な注意点です。

     

    ・通勤経路の確認

    家から職場までの通勤経路を確認しましょう。実際に車や電車、バスを使って通勤してみることで、交通の混雑や所要時間をリアルに体験できます。

     

    ・周辺環境の視察

    家の周辺環境も確認しましょう。近隣のスーパーや商業施設、医療機関などのアクセスや利便性を確認することが重要です。

     

    ・生活インフラの確認

    現地に行って生活に必要なインフラが整っているか確認します。学校、公園、レジャースポット、その他の生活施設が近くにあるかどうかも考慮しましょう。

     

    ・地域の安全性

    現地の治安や安全性を確認することも大切です。地元の住民とのコミュニケーションや、近隣の住宅地の雰囲気を感じ取ることができます。

     

    ・将来の発展予測

    現地の発展の可能性も考慮してください。新しい開発やインフラ整備の計画があるかどうかを確認することで、将来の住環境の変化を予測できます。

    これらのポイントを踏まえ、現地に足を運ぶことで、通勤時間が1時間以上かかる家の選択をより慎重かつ適切に行うことができます。

    5. まとめ

    郊外の家を買う場合、通勤時間が長い分、自宅が快適で居心地の良い場所であることはより重要になります。

    価格のみならず、生活の質を向上させる要素もしっかりと確認することで、通勤時間の長さによる負担を軽減することができます。

    今回解説したメリットデメリットを踏まえつつ、通勤時間や経済的な側面を考慮して住まいを選ぶことが重要です。

    コラム・住まい探しに役立つ情報

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