今回は、相続手続きから不動産の売却手続きまでの基本的な流れや相続方法について詳しく解説します。親から相続した不動産の売却ついて悩んでいる方のお力になれれば幸いです。
まずは、不動産の相続の仕方を説明します。
1.遺言がある場合
不動産の相続手続きにおいて、最も重要なのは故人の遺言です。遺言が存在する場合、その内容が優先されます。
適切な形式で作成された遺言があれば、指定された相続人が不動産を受け取ります。たとえば、「不動産は妻に相続する」と遺言書に記載されていれば、妻が100%の権利で相続します。もし「妻と子で持ち分を半分ずつ分割すること」と記載されていれば、妻と子はそれぞれ50%ずつの権利を相続します。
なお、遺言書が見つかった場合は、その種類によって異なる手続きが必要です。
・自筆証書遺言の場合 → 裁判所の検認手続き
・公正証書遺言の場合 → 相続人の調査・確認
・秘密証書遺言の場合 → 裁判所の検認手続き
公正証書遺言が自宅で見つからない場合は、最寄りの公証役場で捜すことができます。公正証書遺言や秘密証書遺言の手続きについては、「裁判所のホームページ 遺言書の検認」から詳細を確認してください。
2.遺言がない場合
遺言書がない場合、相続人たちは「遺産分割協議」と呼ばれる協議を通じて、誰がどの財産を相続するかを話し合って決定します。
通常、配偶者が遺産の50%を受け取り、残りの50%は故人の子供たちで分配されるという基本的な規則があります。相続人の順位には、子やその直系の子孫が第1順位、親が第2順位、兄弟姉妹や甥姪が第3順位に位置します。
ただし、不動産の相続には4つの異なる方法が存在し、これには留意が必要です。具体的な方法については、次の項目で詳しく解説いたします。
相続方法はどのようなものがあるのか分からないという方も多いかと思いのではないでしょうか。相続には、不動産を売却しないという選択もあります。
1.現物分割…遺産をそのままの形で分割する
現物分割は、遺産をそのままの形で相続人に分配する方法です。
一戸建てやマンションのような建物を分配することは物理的にできないため、「長男が家、次男は銀行預金」といった方法で分配されるケースが一般的です。
●現物分割のメリット
・不動産を残せる
・公平な分配ができる
・相続税の負担を軽減できる可能性がある
遺産を物理的に分割することで、相続人間の権利や所有権を明確にし、公平な分配が可能となります。また、分割によって相続税の負担を軽減することができる可能性もあります。
●現物分割のデメリット
・公平に分配することが難しい
・協議がまとまらず、トラブルになる可能性がある
相続人の間で公平な分割を実現するのは困難なことがあります。たとえば、相続人が3人で遺産が土地のみの場合、その土地を3等分することは容易ではありません。また、相続の間で遺産の選定や取得方法について意見の相違が生じ、分割の決定が複雑化することがあります。
●現物分割が向いているケース
・他の相続人の理解を得やすい環境(実家に居住している長男がそのまま実家を相続する場合や、配偶者が自宅を相続する場合など)
・不動産が複数ある、預貯金などの遺産がある、現物分割を行っても相続人間の公平性が保たれるケース。
2.換価分割…売却してお金に変える
換価分割は、不動産を売却し得られた資金を相続人全員に公平に割り当てます。この方法は、不動産の物理的な分割が難しい場合や、相続人の間で遺産の利用や管理について合意が得られない場合に利用されます。
●換価分割のメリット
・公平な分配ができる
・不動産維持管理が不要になる
不動産などの換金性が低い資産を売却し、分割しやすい現金に換えることで、遺産分割割合に応じた公平な分配ができます。
●換価分割のデメリット
・不動産の売却がスムーズに進まないことがある
不動産の売却に時間がかかる、または売却そのものが難しいケースがあり、それによって相続手続きが長引く可能性があります。
●換価分割が向いているケース
・不動産維持管理が負担
・相続財産の中に、相続人全員が相続を希望しない遺産がある
・相続税の支払いに必要な資金は別途確保されており、不動産を売り急いでいない
3.代償分割…相続人が超過分をお金で支払う
代償分割とは、一部の相続人が相続分を超える財産を一時的に相続し、その代わりに、超過分を他の相続人に金銭で支払う方法です。一部の相続人が土地や建物を受け取ることで、不動産資産の価値を保ち、将来の世代に受け継ぐことができます。
●代償分割のメリット
・遺産分割をスムーズにできる
・公平に遺産分割ができる
代償分割のメリットは、遺産をそのままの形で分割でき、公平な遺産分配ができる点です。これにより、分割が難しい資産も適切に分配され、相続人間の対立や紛争を回避できます。
●代償分割のデメリット
・超過分を支払う相続人に相応の資金力が必要
・超過分の算出でトラブルが起きることがある
・贈与税・所得税が発生することがある
超過分を支払う相続人の資力が必要となり、超過分が支払えないと代償分割が成立しません。また、相続人間で超過分の支払い方に関する意見の相違が生じ、トラブルの原因となる可能性があります。さらに、超過分の支払いに関連する所得税や贈与税がかかる場合もあります。
●代償分割が向いているケース
・遺産が不動産しかない(預貯金などの流動資産が少ない)
・相続人全員が自身の相続分を望んでいる(相続人が特定の財産(自宅・自社株式などを引継ぎたい)
4.共有分割…遺産を相続人全員のものにする
共有分割とは、遺産を複数の相続人で共有する方法の一つです。共有された財産は、所有者全員によって共同管理され、利益や費用が共同で分担されます。
共有分割は、遺産を均等に分割するのではなく、共有して所有することで相続人間の合意を得やすくし、相続財産の管理や取引を円滑にすることを目的としています。
●共有分割のメリット
・遺産を簡単かつ公平に分割できる
・財産を維持しやすい
・相続税負担が軽減される可能性がある
遺産を簡単かつ公平に分割できるため、財産の管理や維持が容易になります。また、遺産が分割されるため、相続税の計算基準が低くなり、税金の負担が軽減される可能性もあります。
●共有分割のデメリット
・遺産管理の調整が必要
・協議がまとまらず、トラブルになる可能性がある
・不動産の売却や処分が制限される場合がある
遺産の売却や処分に関しては、全ての相続人の合意が必要となるため、遺産の取引や維持に関するトラブルが生じる可能性があります。特に不動産の売却や処分においては、全ての相続人の同意が必要とされるため、財産の売却や処分が制限される可能性があります。
●共有分割が向いているケース
・相続財産が複数の相続人によって共有されるケース
・相続人全員が財産の共有を希望しており、相互に信頼関係がある
・遺産の分割が難しい場合や、売却や処分が困難な財産が含まれるケース
最後に、親から相続した不動産を売却する流れを説明します。
1.相続発生~相続税の申告・納税まで
相続発生~相続税の申告・納税までの流れは以下のとおりです。
①遺言書の有無を確認する
財産の整理を行い、プラスの財産(現金・不動産・有価証券など)とマイナス財産(借入金・未払金など)を明らかにします。相続放棄や限定承認などの選択肢がある場合は、適切な手続きを行います。
②遺産分割協議
相続人間で遺産の分割方法を話し合い決定します。
③相続登記
不動産を引き継ぐ相続人が決まったら、相続登記を行い、所有権を変更します。不動産の売却や換価分割をする場合も、相続登記が必要です。
2.不動産の名義変更から売却するまで
相続登記をした後の流れは、一般的な不動産売却と同じです。
①不動産の価格査定
複数の不動産会社に査定を依頼し、売却価格の相場を確認します。
②不動産会社と媒介契約を結ぶ
選んだ不動産会社と媒介契約を締結し、売却活動を開始します。
③売却活動開始
不動産会社が買主を探し始め、売却活動を進めます。
④買主と売買契約を結ぶ
買主が見つかり、売買契約を締結します。
⑤残代金決済・引き渡し
契約条件に従って残代金の支払いと物件の引き渡しを行います。
⑥確定申告
売却に伴う所得税などの税金の申告を行います。
3.相続手続きの全体的な流れ
相続手続きにはそれぞれ期限があります。相続の全体的な流れと期限を以下にまとめましたので参考にしてください。
| 期限の目安 | 手続き内容 |
| 死亡を知ったときから7日以内 | 死亡届の提出 |
| 適宜(概ね当日~2日以内が一般的) | 死体火葬許可申請書、親族等への連絡、葬儀の準備 |
| 死亡日から数えて国民年金は14日以内、厚生年金は10日以内 | 年金受給権者死亡届 |
| 受給権者(被相続人)の年金の支払日の翌月の初日から5年以内 | 未支給年金請求の届出 |
| 死亡日から14日以内 | 被相続人の介護保険資格喪失届、世帯主の変更届(被相続人が世帯主かつ残された世帯員が2名以上の場合) |
| 1ヶ月前後が目安 | 遺言書の有無の確認、遺言書の検認手続き、法定相続人の確定、相続財産の調査、遺産分割協議の着手 |
| 自己のために相続があったことを知ったときから3ヶ月以内 | 限定承認の申述、相続放棄の申述 |
| 死亡日の翌日から4ヶ月以内 | 被相続人の所得税の準確定申告 |
| 死亡日の翌日から10ヶ月以内 | 相続税の申告 |
| できるだけ速やかに | 遺産分割協議書作成 |
| 相続の開始および遺留分を侵害する贈与または遺贈があったことを知ったときから1年以内、相続開始から10年以内 | 遺留分侵害額請求 |
| 適宜 | 相続登記 |
| 法定申告期限から5年以内(死亡から5年10ヶ月以内) | 相続税の申告 |
不動産の相続は、遺言の有無や法定相続人の人数、遺産の総額などを調査し、遺産の分配方法を決める必要があります。しかし、相続手続きは感情的な葛藤からトラブルに発展しやすいものです。トラブルを回避するためには、相続人全員が合意することが不可欠です。そのため、不動産の相続や売却に関しては、進捗状況を定期的に共有しながら進めることが重要です。
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近年の不況と物価上昇により、住宅ローンの支払いが負担になるだけではなく、実際に滞納してしまうケースが増えているようです。また、病気や事故などで収入が減り、住宅ローンの支払いがきつくなる可能性は誰にでもあります。
せっかく手に入れたマイホームですから、できれば手放したくないはず。この記事では住宅ローンの支払いがきつくなった時の対処法や、住宅ローン滞納~競売までの流れなどを主に解説していますので、支払いがきつい兆候がある方は参考にしてください。
| 滞納期間 | 流れ |
| 滞納1ヶ月後 | 金融機関から督促状が届く |
| 滞納2~3ヶ月後 | 金融機関から督促状や催告書が届く 電話で、催促の連絡が来る |
| 滞納5ヶ月後 | ・期限の利益の損失予告通知(最終督促)が届く ・代位弁済の予告通知が届く 【6か月の滞納】 |
| 滞納6ヶ月後 | ★期限の利益の損失となる ・住宅ローンの分割返済権利を失い、滞納分の一括返済を求められる ・代位弁済通知が届く ・保証会社から代位弁済通知書が届く 個人信用情報(ブラックリスト)に掲載される ★競売にかける手続きが開始 |
| 滞納8~9ヶ月 | ・保証会社が裁判所に競売申し立て ・差し押さえ通知書が届く ・裁判所から競売開始決定通知書が届く ★競売開始 |
| 滞納10~11ヶ月 | ・裁判所の執行官による現況調査 |
| 滞納13~16ヶ月 | ・開札日が通知される(開札日の2日前が任意売却のタイムリミット) ・入札、開札 ★所有権の移転、強制退去 |
住宅ローンを滞納してすぐに家を失うわけではありません。通常、最初の滞納から競売の手続きが開始されるまで8~9ヶ月の猶予があります。とは言え、何もせずにいたらあっという間に競売にかけられてしまいます。できれば競売にかけられる前に対処することが理想です。早期に金融機関と協力して解決策を見つけましょう
売却で失敗しないためには信頼できる不動産会社の選択が欠かせません。しかし、数多くの選択肢がある中で、どの不動産会社に頼むかは悩ましい問題です。本記事では、信頼できる不動産会社の選び方に焦点を当て、売却で成功をするポイントを探っていきます。
売却で失敗しないためには、信頼できる不動産会社を選ぶことが重要です。「信頼できる」というのは具体的にどういうことを指すのか、説明します。
1.適正な査定価格であるか
不動産査定を依頼した際、査定価格が相場よりも著しく高い場合は要注意です。
査定価格は、不動産会社ごとに独自の基準で査定額が算出されるため、法的には査定の根拠を明示する義務があるものの、具体的な基準は各社の裁量に委ねられています。中には自社に売却を委託してもらうために、わざと相場よりも高い査定価格を提示する会社も存在します。
一部の会社は最初に高額な売却価格を提示し、反響に応じて柔軟に価格調整を行いながら、できるだけ高い売却価格で成約を目指す戦略をとることもあります。逆に、迅速な成約を重視して価格を短期間で調整する会社も見受けられます。
要するに、査定価格は市場相場や物件の特徴だけでなく、不動産会社の独自の戦略や利害関係に影響され、価格設定方法も様々です。査定結果を受ける際には、これらの背景を考慮することが重要です。
2.売却実績があるか
信頼できる不動産会社を選ぶ際に、その売却実績は重要なポイントとなります。
売却の得意分野はその会社によって異なります。タワーマンションに特化した成功例が豊富な会社もあれば、古い戸建てや大規模な土地、借地権に強い会社も存在します。
不動産会社のウェブサイトや資料を見るか、直接問い合わせて、これまでの取引実績を確認しましょう。同じ地域や物件での売却経験があるかどうかを調査することで、その会社が市場でどれだけの経験を積んでいるかを知ることができます。
3.地域の情報に精通しているか
地域に特化した専門性があるかどうかも考慮しましょう。専門性が高い不動産会社は、その分野での実績やノウハウが豊富である可能性が高いです。
一般的な人気エリアの物件であれば、どの不動産会社に依頼しても成約は早いかもしれませんが、そうでない場合は地域に密着したサービスを提供する会社を選ぶことが重要です。地元密着型の不動産会社は、その地域のニーズや市場トレンドに詳しく、物件の特徴を理解しています。これにより、取引がよりスムーズで成功率の高いものとなるでしょう。
4.売主に寄り添った説明があるか
情報提供が偏りなく、プラス面だけでなくマイナスな側面についてもしっかりと説明してくれる不動産会社は信頼性があります。良い情報だけを提供する会社は魅力的に見えるかもしれませんが、現実的かつ誠実な情報を提供してくれる会社の方が、売主の立場に立っていると感じられることがあります。
つまり、売却に際して予想されるプラス面だけでなく、潜在的な課題やリスクについても丁寧に説明してくれる不動産会社を選ぶことが大切です。このような寄り添ったサポートがあることで、売主としての信頼感が生まれやすくなります。
5.幅広い媒体で販売活動してくれるか
売却活動に重点を置く会社は、インターネットだけでなく、ポスティングチラシ、SNS広告、店頭展示など、様々な媒体での集客に努めます。物件情報を多くの人にアピールさせ、見学への興味を引くためには、広告が魅力的であることが不可欠です。
近年、物件情報の検索は主にインターネットで行われる傾向があり、不動産会社の販売活動には大きな差が生まれています。一部の会社はSUUMOやHOME’Sなどの不動産ポータルサイトや自社サイトを積極的に活用し、デジタルな手段で情報発信していますが、一方で広告掲示だけで済ませるアナログなアプローチを取る会社も存在します。不動産売却の際には、どのような販売活動を行うのかを確認しましょう。
6.近所に店舗があるか
物件の近くに拠点を持つ不動産会社は、地元の情報に通じており、物件の相場感を正確に把握しています。これにより、査定額にも地域特有の知識が反映され、より適切な価格設定が期待できます。
一方で、遠方の不動産会社や拠点のない大手企業は、地元の事情や相場に疎いことがあります。特に遠方から営業担当者が派遣される場合は、地元の情報把握が不十分な可能性が高まります。不動産を売却する際には、近所に店舗があるかどうかも重要な判断基準の一つとなるでしょう。
7.連絡や対応が早いか
返信が遅く、なかなか対応が得られない不動産会社はお勧めできません。
対応が遅い場合、販売活動に十分な熱意がない可能性があり、それが買い手への対応や各種手続きにも影響を与えることがあります。連絡や対応が円滑かつ迅速であることは、査定時などに確認すべき重要なポイントです。
8.悪い口コミがないか
口コミは他の利用者が実際に経験した情報を提供してくれる貴重な情報源です。
悪い口コミがないか確認することで、不動産会社の信頼性やサービスの質についての洞察を得ることができます。特に、取引過程での問題やトラブル、対応の不備などが口コミに現れることがあります。
悪い口コミがないか確かめるためには、不動産会社のウェブサイトや口コミサイト、不動産関連のコミュニティ、Googleの口コミなどをチェックするとよいでしょう
。
次に、選んではいけない不動産会社の特徴を説明します。
1.無免許業者または行政処分歴がある
不動産の仲介業務を行うには、宅地建物取引業の免許が必要です。
免許の有無は不動産会社が掲示しているか確認し、疑義があれば国土交通省のサイトなどで宅地建物取引業一覧を確認することができます。この一覧には、実績や行政処分の履歴が掲載されているため、心配な方は事前に確認することをおすすめします。
2.囲い込みをする会社
信頼できる不動産会社を選ぶ際に、その売却実績は重要なポイントとなります。
売却の得意分野はその会社によって異なります。タワーマンションに特化した成功例が豊富な会社もあれば、古い戸建てや大規模な土地、借地権に強い会社も存在します。
囲い込みとは、両手仲介を目指すために不動産会社が行う手法であり、売主と買主の両方から仲介手数料を得ることを指します。
特に専属専任媒介契約や専任媒介契約の場合、不動産会社は物件をレインズと呼ばれる物件情報システムに掲載する義務がありますが、囲い込みをする会社はこれを回避し、他社からの買主を排除するように情報を操作します。
違法行為ではありませんが、売主にとってデメリットが生じる可能性があるので警戒したいところです。囲い込みを確認するためには、物件がレインズに掲載されているかどうかを確認するか、他の不動産会社を通じて物件を紹介してもらうと分かります。
3.査定価格が相場よりも高い
もし相場から大きくかけ離れた高い査定価格を提示された場合は、なぜそのような価格になるのか理由を詳しく説明してもらいましょう。
説明が納得できるものであれば、信頼しても問題ありませんが、理由が不明瞭であれば、その不動産会社に売却を委託することはおすすめできません。
先に説明したとおり、売却を委託してもらうために相場からかけ離れた高額査定を提示する不動産会社も存在します。このような会社に騙されないためには、自分でも相場感を身につけておくことも大切です。
不動産会社を選ぶ際、大手の不動産会社か中小(地域密着型)のどちらがよいか迷いますよね。この章では、それぞれの特徴を説明します。
1.大手不動産会社の特徴
大手不動産会社の特徴は以下のとおりです。
・充実の取引実績と情報ネットワーク
豊富な取引実績に裏打ちされた独自の情報ネットワークが、中古住宅の幅広い情報を提供します。
・全国展開で広範な対応
全国展開している会社が多く、どのエリアでも迅速かつ広範な物件情報提供が期待できます。
・マニュアルに基づく標準化された対応
マニュアルに基づき社員教育が行われる傾向にあり、標準化された一定以上の対応が期待できます。
大手不動産会社は知名度が高く、販売開始直後の物件が豊富に揃います。また、全国展開なのでエリアに拘らず広範な物件探しや売却を希望する方に向いています。ただし、マニュアル的な対応が特徴であるため、その無機質な印象が好まれるかどうかは個人の好みによります。
2.中小(地域密着型)不動産会社の特徴
続いて、中小(地域密着型)不動産会社の特徴です。
・詳細な地域情報に強み
対応エリアは限定されますが、その地域に特化した情報には熟知しています。未公開物件を含む地元ならではの情報を提供します。
・価格動向を的確に把握
エリア内の価格変動を常に監視し、適正な価格での売買を実現します。地域に密着しているため、市場のニュアンスを理解しています。
・営業担当者の柔軟な対応
大手に比べて営業担当者の裁量権が大きく、柔軟な対応が期待できます。個別のニーズに合わせた取引がしやすい環境です。
地元密着型の不動産会社は地域の細部まで把握し、近隣の住環境や情報に通じています。地元の人とのネットワークも強化されており、これが地域内での円滑な取引に繋がります。人気エリア以外の物件なら、中小(地域密着型)不動産会社が向いています。
売却チラシがあなたのポストに届く背景には、一体どのような理由があるのでしょうか?そして、本当にそのチラシを信じても大丈夫なのでしょうか?
この記事では、不動産売却のチラシが投函される理由や売却のチラシの注意点を解説しています。
最後に、売却のチラシの注意点や見極め方を説明します。
1.相場よりも高い買取価格が書かれていないか
不動産売却チラシを手にする際、特に気をつけるべきポイントがあります。その中でも最も重要なのが、相場よりも高い買取価格の表示です。
一見魅力的な高額査定が提示されているかもしれませんが、冷静な判断が求められます。自社への売却を促すために、故意に相場よりも高い査定額を提示する不動産会社も存在します。
高額査定を信じるとどうなるのかはこちらの記事で解説しています。
不動産会社によって査定額に差があるのはなぜ?高額査定を鵜呑みにするとどうなる?
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2.誇大広告がないか
不動産売却チラシには、注目を引くために時折過剰な表現が見受けられます。
先に挙げた例ですが、「この物件を買いたい人がいます!」「〇〇万円で買いたい方がいます!」「他社よりも高く査定(売却)します!」という謳い文句はあまり信用しない方がよいでしょう。口コミや実績などを確認し、信頼できる不動産会社を選ぶことが重要です。
3.会社の情報が記載されているか
見逃してはいけないのがチラシに会社の情報が十分に記載されているかどうかです。
会社の名称、所在地、電話番号、ウェブサイトなど、不動産会社の基本情報が明示されているか確認しましょう。これらのポイントを確認することで、自身のニーズに合った不動産会社を選びやすくなります。不動産売却において信頼性とスムーズなコミュニケーションは不可欠ですので、チラシから十分な情報を引き出しましょう。
ここまで売却のチラシの裏側のようなことを説明してきましたが、あなたを騙そうとしている悪いものではありません。査定額や表面的な広告にだけ惑わされず、情報を正しく理解することで、安心して売却に臨むことができます。
売却に強いミツバハウジングなら、地域に特化した強みを持っているだけではなく「マーケティング&広告専門チーム」が適切な媒体に販売活動を仕掛け、圧倒的な集客を行います。そして、販売力のある営業マンが売主様に代わり、売却をスムーズに進めさせていただきます。少しでも良い条件で、早く確実に売るのなら、ミツバハウジングでの売却をご検討ください。
不動産査定を依頼したとき、会社によって査定額が異なることがありますが、なぜそうなるのでしょうか。
結論から申し上げますと、不動産査定には不動産会社ごとに独自の基準や査定方法があり、営業スタイルも異なるためです。
本記事では、不動産会社による査定額の差が生じる理由や不動産の査定額を決める要素、高額査定を鵜呑みにするとどうなるのかについて解説します。
不動産の査定額を考える際には、買取と仲介という異なるアプローチがあることを認識しておく必要があります。
不動産の買取査定額は、不動産会社が「この金額で買います」と提示してくれる価格です。査定額がそのまま売却価格になると考えて問題ありません。
一方、仲介の査定は、「この金額で売り出せば買い手が見つかる」という見積もり金額が提示されます。あくまでも見積もりになるので、実際に査定額で売却できるかは分かりません。
さらに、査定額は不動産会社ごとに独自の基準で算出されます。法的には、不動産会社は査定の根拠を利用者に明示する必要がありますが、具体的な基準については各社の裁量に委ねられています。
前項で解説した査定を出すときの基準を使えば金額は統一できそうなのに、なぜ不動産会社によって査定額がバラバラなのか、不思議ですよね。
それは、最初にお伝えしたとおり、不動産会社ごとに独自の基準で査定額を出すからなのです。
独自の基準とは具体的にいうと、「査定方法」と「不動産会社の都合」です。
1.査定方法(参考にする取引事例)が違う
不動産会社は一般的に、公益財団法人である不動産流通推進センターが作成した「価格査定マニュアル」を参考に査定を行います。
不動産会社によって独自のマニュアルを使うこともありますが、ほとんどはこの価格査定マニュアルに準拠しています。しかし、同じマニュアルを使っていても、不動産会社ごとに査定額が異なることがほとんど。その理由は、査定方法(参考にする取引事例)が違うからです。
不動産の取引事例は数多く存在し、類似した物件でも様々な事情により取引金額は異なります。そのため、同じ査定方法を使っていても、不動産会社によって参考にする事例が異なると査定価格も異なってしまうことがあります。
たとえば、安い価格で取引された物件を参考にして査定された場合、低い査定金額が算出されることがあります。一方で、高い取引価格で取引された物件を参考にすると、高い査定金額が算出されることもあります。
2.不動産会社の都合によって高額査定を出すことがある
不動産会社の都合や戦略によっても査定価格に差が生じることがあります。
たとえば、インターネットの一括査定などで複数の会社に査定を依頼する場合、自社に売却を任せてもらうために、あえて相場よりも高い査定価格を提示してくる不動産会社も存在します。
また、最初に高めの売却価格を設定し、反響に応じて価格調整を行いながら、できるだけ高い売却価格で成約を目指すという方法を取る会社もありますし、短期間で確実に売れそうな価格に設定する会社もあります。
つまり、査定価格は単純に市場相場や物件の特徴に基づいているわけではなく、不動産会社の戦略や利害関係、売却価格を設定する方法が異なるのです。
高額な査定額を受けた場合、以下のような影響が考えられます。
1.買い手が見つかりにくくなる
市場の実際の相場よりも高い査定額を提示された場合、買い手が見つかりにくくなる可能性が高いです。買い手は類似物件と比較し、妥当な価格を求める傾向があるからです。
2.売却までに時間がかかる
高額な査定価格に基づいて売却を開始してしまうと、売却までに時間がかかる傾向にあります。買い手を見つけるまでに、長期間の交渉が必要となることもあります。
3.値下げ交渉の発生
買い手が相場価との差を指摘し、値下げ交渉を求める場合があります。このような交渉が発生すると、本来なら相場に近い価格で売却できたものを、売れ残りとして認識され、売却価格を下げざるを得なくなることがあります。
以上のことから、高額な査定を鵜呑みにして売却価格を設定するのは有利とは言えません。売却を円滑に進めるためには、相場に即した適切な査定価格を把握し、買い手が興味を持ちやすい価格帯での売却を目指すことが重要です。
一般的に、大手不動産会社はブランド力や広告宣伝力を持っており、売却をスムーズに進めることが期待されます。しかし、高額な査定額や大手であるからといって、必ずしも早く高額で売却できるわけではありません。
不動産を売却する際には、大手不動産会社と地元密着型の不動産会社を比較することが重要です。
売却の面では、大手不動産会社は国内外での広告や販売網を活用し、広範な範囲に情報を発信することが可能です。
それに対して、地元密着型の不動産会社は地域のニーズに特化し、地元の買い手とのつながりや地域特有のマーケティング手法を駆使します。一見、駅から遠かったり、築年数が古かったりする条件の物件でも、人気の学区や子育てに適したエリアであれば、素早く売れることが多いのです。地元密着型の不動産会社は、そのような情報に詳しく、相場感も持っています。
売却を考える際には、物件の特性に合わせて大手不動産会社と地元密着型の不動産会社を比較しましょう。どちらが最適かは物件の条件や地域の需要によって異なるため、査定結果や提案内容を比較して信頼できる不動産会社を選ぶことをおすすめします。
戸建てと賃貸はどっちがいいのか。
結論からいうと、転勤や住み替えのしやすさを重視するなら賃貸、長期居住・子育て・老後の安心感を重視するなら戸建て購入が向いている傾向があります。
ただし、これはあくまで一般的な考え方です。
実際には、家族構成、収入、勤務先、子どもの年齢、住みたいエリアによって答えは変わります。
特に横浜で住まいを選ぶ場合は、価格や間取りだけでなく、
といった地域性も大切です。
この記事では、戸建てと賃貸の違いを比較しながら、自分の場合はどっちが向いているのかを判断しやすいように整理していきます。
まずは、戸建て購入と賃貸の違いを簡単に見てみましょう。
比較項目 | 賃貸 | 戸建て購入 |
初期費用 | 抑えやすい | 諸費用がかかる |
毎月の支払い | 家賃が続く | ローン+維持費 |
自由度 | 低め | 高い |
老後 | 家賃負担が続く | 完済後は負担を抑えやすい |
向いている人 | 変化に対応したい人 | 長く住みたい人 |
賃貸の大きなメリットは、住み替えやすさです。
転勤、転職、家族構成の変化などに合わせて、比較的柔軟に住まいを変えられます。
一方で、戸建て購入は、暮らしの自由度や老後の安心感を得やすい傾向があります。
ただし、どちらにもメリットと注意点があります。
大切なのは、単純に「どちらが得か」ではなく、自分たちの暮らし方に合っているかを基準に考えることです。
戸建てと賃貸で迷う方は、費用だけで悩んでいるわけではありません。
実際には、
といった悩みから検討を始めるケースが多くあります。
ここでは、賃貸が向いている人と、戸建て購入が向いている人を整理します。
次のような方は、賃貸が向いている傾向があります。
賃貸の魅力は、生活の変化に対応しやすいことです。
勤務先が変わる可能性がある方や、将来的に別の地域へ移る可能性がある方にとっては、無理に戸建て購入を急がない方が安心なケースもあります。
また、住みたいエリアがまだ定まっていない場合も、賃貸で地域の暮らしやすさを確認してから戸建て購入を検討する方法があります。
特に横浜市内は、同じ区内でも駅距離、坂道、バス便、買い物環境などが大きく変わります。
地図上では便利に見えても、実際に住んでみると「坂道が思ったより大変」「バスの本数が少ない」「夜道が暗い」と感じるケースもあります。
一方で、次のような方は戸建て購入が向いている傾向があります。
戸建て購入の魅力は、暮らしの自由度と安定感です。
賃貸では、壁紙を変えたり、収納を増やしたり、大きな設備変更をしたりすることが難しい場合があります。
一方、戸建てであれば、将来的なリフォームや設備交換を自分たちの判断で進めやすくなります。
また、住宅ローンを完済すれば、老後の毎月の住居費を抑えやすくなる可能性があります。
もちろん、固定資産税や修繕費は必要です。
しかし、家賃を払い続ける不安を軽減したい方にとっては、戸建て購入が安心材料になるケースもあります。
戸建てと賃貸を比較するときに注意したいのが、家賃と住宅ローンだけで判断しないことです。
例えば、現在の家賃が月12万円で、住宅ローンの返済額も月12万円程度になる場合、「戸建てを買った方が良いのでは」と感じるかもしれません。
しかし、戸建て購入後には、住宅ローン以外にも費用がかかります。
そのため、購入を検討する場合は、毎月の返済額だけでなく、維持費や将来の修繕費も含めて考える必要があります。
「買えるかどうか」だけでなく、買った後も無理なく暮らせるかを確認することが大切です。
戸建てと賃貸のどちらが向いているかは、ライフスタイルによって変わります。
ここでは、子育て世帯、転勤の可能性がある方、共働き世帯、老後を重視する方に分けて整理します。
子育て世帯では、戸建て購入が向いているケースがあります。
理由は、部屋数、音、収納、学区、駐車場などを確保しやすいからです。
特に、次のような悩みがある場合は、戸建て購入を検討するきっかけになります。
横浜市内では、駅に近いファミリー向け賃貸の家賃が高くなるケースもあります。
そのため、長く同じエリアに住む予定がある場合は、賃貸を続ける場合と戸建てを購入する場合の両方を比較してみると判断しやすくなります。
ただし、子育て世帯が戸建てを購入する場合は、今だけでなく5年後、10年後も考えることが大切です。
子どもが小さいうちは問題なくても、成長に合わせて必要な条件は変わります。
将来の暮らしまで想像しながら選ぶことが大切です。
転勤や転職の可能性が高い場合は、賃貸が向いている傾向があります。
住み替えやすく、勤務地の変化にも対応しやすいからです。
戸建て購入後に転勤が決まると、
といった判断が必要になります。
もちろん、購入後に売却できるケースもあります。
しかし、購入時より高く売れるとは限りません。
特に、駅から遠い物件、バス便が少ない物件、前面道路が狭い物件などは、売却に時間がかかるケースもあります。
転勤リスクがある方が戸建て購入を検討する場合は、住みやすさだけでなく、将来売却しやすいかも確認しておくと安心です。
見るべきポイントは、次の通りです。
転勤の可能性が読めない場合は、まず賃貸で柔軟性を残しながら、将来の拠点を考える方法もあります。
共働き世帯では、生活効率が重要です。
戸建てを購入する場合でも、広さや価格だけを重視しすぎると、通勤や家事の負担が増えることがあります。
共働き世帯が確認したいポイントは、次の通りです。
例えば、広い戸建てを選んでも、駅までの移動が大変だったり、バスの本数が少なかったりすると、毎日の負担が大きくなることがあります。
一方で、駅近にこだわりすぎると、物件価格が上がり、住宅ローンの負担が重くなる可能性もあります。
共働き世帯では、価格・広さ・通勤時間のバランスを整えることが大切です。
老後を重視する場合は、戸建て購入が安心につながるケースがあります。
住宅ローンを完済すれば、毎月の住居費を抑えやすくなるためです。
賃貸の場合は、住み替えやすい一方で、老後も家賃負担が続きます。
そのため、年金収入や老後資金とのバランスを考えておく必要があります。
ただし、戸建てを購入する場合も注意点があります。
老後まで住む前提なら、立地や建物の使いやすさを慎重に確認する必要があります。
特に横浜では、坂道の多い住宅地もあります。
こうした点を確認しておくと、長く安心して暮らしやすくなります。
横浜で戸建てと賃貸を比較する場合、全国的な一般論だけでは判断しにくい部分があります。
特に戸建て購入では、横浜ならではの地形や道路事情を確認することが大切です。
不動産情報では「駅徒歩〇分」と表示されます。
しかし、実際の暮らしやすさは、徒歩分数だけでは判断できません。
横浜では、駅からの距離が近くても坂道が多いエリアがあります。
例えば、駅徒歩10分でも急な坂が続く場所と、駅徒歩15分でも平坦で歩きやすい場所では、日々の負担が変わります。
確認したいのは、次のような点です。
図面や地図だけでは、坂道や道の雰囲気までは分かりにくいものです。
可能であれば、実際に駅から物件まで歩いて確認することをおすすめします。
横浜では、駅から離れた住宅地でバス便を利用するケースもあります。
バス便エリアの一軒家は、駅近物件より価格を抑えやすいことがあります。
一方で、日常生活の利便性を確認しておかないと、購入後に不便を感じるケースもあります。
特に確認したいのは、次の点です。
内見時は車で移動することも多いため、実際の通勤・通学ルートを見落としがちです。
購入前には、平日の朝や夜の移動もイメージしておくと安心です。
横浜の住宅地では、前面道路が狭いエリアもあります。
戸建て購入では、建物や間取りだけでなく、道路付けも重要です。
前面道路が狭いと、次のような不便が生じることがあります。
特に車を使う家庭では、内見時に実際の駐車のしやすさを確認しておきましょう。
車種によっては、駐車スペースの幅や道路の角度が合わないこともあります。
子育て世帯では、学区も重要な判断材料です。
購入後に、
「希望していた学校区ではなかった」
「通学路が思ったより危なかった」
と気づいても、簡単には住み替えにくい場合があります。
確認したいポイントは、次の通りです。
横浜市内では、同じ駅周辺でも学区が分かれることがあります。
子育てを重視する場合は、物件価格や間取りだけでなく、学区と通学環境も合わせて確認しましょう。
賃貸と持ち家の比較では、「生涯コストで1300万円差が出る」といった話を見かけることがあります。
このような情報を見ると、
「やはり戸建てを買った方が得なのでは」
「賃貸に住み続けると損なのでは」
と感じる方もいるかもしれません。
ただし、賃貸と戸建ての差額は、前提条件によって大きく変わります。
例えば、次のような条件で結果は変わります。
特に横浜では、同じ市内でもエリアによって物件価格や家賃相場が大きく変わります。
駅近の戸建て、バス便エリアの戸建て、坂道の多い住宅地、学区人気のあるエリアなど、条件によって資産性や将来の売却しやすさも異なります。
また、2026年時点では、住宅ローン金利や物価上昇、修繕費の上昇リスクも考える必要があります。
そのため、「賃貸と戸建てで1300万円差がある」という情報を、そのまま自分のケースに当てはめるのは慎重に考えた方がよいでしょう。
大切なのは、ネット上の平均的な試算ではなく、自分の家賃・購入予算・住みたいエリア・将来の暮らし方で比較することです。
賃貸にも戸建て購入にも、それぞれ後悔しやすいポイントがあります。
事前に知っておくことで、自分に合った選択をしやすくなります。
賃貸で後悔しやすいのは、次のようなケースです。
賃貸は身軽さがある一方で、長く住むほど家賃負担や住まいの制限を感じることがあります。
特にファミリー向けの一軒家賃貸は、エリアによって数が限られることがあります。
横浜市内で、
といった条件を重ねると、選択肢が少なくなるケースもあります。
その場合は、賃貸を続ける場合と戸建て購入を検討する場合の両方を比較してみると、判断しやすくなります。
戸建て購入で後悔しやすいのは、次のようなケースです。
戸建て購入では、物件価格だけで判断しないことが大切です。
特に横浜では、坂道や道路の狭さ、駅までのルート、バス便などが暮らしやすさに影響することがあります。
内見時には建物の中だけでなく、周辺環境も確認しましょう。
できれば、昼だけでなく夜、平日だけでなく休日など、時間帯を変えて見ておくと安心です。
2026年に戸建て購入を検討する場合は、住宅ローンや物価上昇の影響も考えておきたいところです。
以前よりも、金利や建築費、修繕費に対して慎重に考える方が増えています。
特に変動金利を選ぶ場合は、現在の返済額だけでなく、将来的に金利が上がった場合も考えておく必要があります。
確認したいポイントは、次の通りです。
また、戸建てでは修繕費も必要です。
外壁、屋根、給湯器、水回り、シロアリ対策など、年数が経つとメンテナンス費用が発生します。
毎月の住宅ローン返済だけで予算を組むと、将来の修繕時に負担を感じることがあります。
購入前には、住宅ローンだけでなく、維持費や修繕費まで含めて考えましょう。
戸建てか賃貸か迷ったときは、次の5つを整理すると考えやすくなります。
まずは、何を一番大切にしたいかを整理しましょう。
例えば、次のような項目です。
すべてを満たす選択は難しいため、優先順位を決めることが大切です。
「絶対に譲れない条件」と「できれば希望する条件」を分けておくと、判断しやすくなります。
次に、いつまでに住まいを決めたいかを確認します。
例えば、
などによって、検討スケジュールは変わります。
焦って決めると、資金計画や立地確認が不十分になることがあります。
特に戸建て購入は、物件探しから契約、住宅ローン、引き渡しまで時間がかかるため、余裕を持って進めることが大切です。
戸建て購入を検討する場合は、資金計画が重要です。
確認したいのは、次の点です。
購入できるかどうかだけでなく、購入後も安心して暮らせるかを考えましょう。
また、戸建て購入では物件価格以外にも諸費用がかかります。
仲介物件では仲介手数料が発生しますが、自社売主物件では仲介手数料がかからないケースもあります。
物件ごとに必要な初期費用を確認しながら、無理のない計画を立てることが大切です。
横浜で戸建て購入を検討する場合は、次の項目を確認しておくと安心です。
チェック項目が多く感じるかもしれません。
しかし、戸建て購入は長く暮らす前提になりやすいため、事前に整理しておくことで後悔を減らしやすくなります。
戸建てと賃貸で迷っている段階では、まだ購入を決めていなくても問題ありません。
むしろ、最初から物件を探すよりも、まずは自分たちの状況を整理する方が進めやすいケースもあります。
例えば、
という段階でも、相談する意味はあります。
戸建てを購入するべきか、賃貸を続けるべきかは、人によって異なります。
大切なのは、今の不安をそのままにせず、費用、エリア、将来の暮らし方を一つずつ整理することです。
横浜で戸建て購入を考え始めた場合は、物件価格や間取りだけでなく、地域性も含めて確認することが大切です。
特に横浜では、
といった点が、暮らしやすさに大きく関わります。
ミツバハウジングでは、横浜市を中心に、不動産購入の申し込みから売買契約、住宅ローン、引き渡しまで丁寧にサポートしています。
自社が売主となる物件では、仲介手数料がかからないため、初期費用を抑えられる場合があります。
一方で、仲介物件では通常どおり仲介手数料が発生します。
そのため、物件価格だけでなく、諸費用や毎月の返済額まで含めて、無理のない購入計画を立てることが大切です。
「まだ買うと決めていない」
「戸建てと賃貸のどちらが自分に合うか整理したい」
「横浜で現実的に購入できるエリアを知りたい」
という段階でも、まずは状況を整理するところから相談するケースがあります。
賃貸を続けるか、戸建て購入を検討するか、ご自身の暮らし方に合わせて考えてみましょう。
家を買う際、通勤時間は重要な条件になります。人によって許容範囲は異なりますが、通勤時間に1時間以上かかるのは長いと感じる方も多いかもしれません。
家を探す段階で「1時間くらい大丈夫」と思っても、後から負担になる可能性があります。この記事では、通勤時間が1時間以上かかる家を選ぶ際のメリットとデメリットに焦点を当て、悩んでいる方に参考になる情報を提供します。
5年ごとに行われる総務省統計局の「令和3年社会生活基本調査」によると、神奈川県の通勤時間(平日)が片道で39.5分。日本全国で1位という結果が出ています。
順位 | 地域 | 往復の通勤時間 | 片道の通勤時間 |
- | 日本全国 | 1時間19分 | 39.5分 |
1 | 神奈川県 | 1時間40分 | 50分 |
2 | 千葉県 | 1時間35分 | 47.5分 |
3 | 東京都 | 1時間35分 | 47.5分 |
4 | 埼玉県 | 1時間34分 | 47分 |
5 | 奈良県 | 1時間28分 | 44分 |
6 | 兵庫県 | 1時間24分 | 42分 |
7 | 京都府 | 1時間21分 | 40.5分 |
8 | 茨城県 | 1時間18分 | 39分 |
9 | 愛知県 | 1時間18分 | 39分 |
10 | 秋田県 | 1時間00分 | 30分 |
出典:総務省統計局「令和3年社会生活基本調査」都道府県別通勤・通学の行動者平均時間
https://www.stat.go.jp/data/shakai/2021/pdf/gaiyoua.pdf
都内の電車は混んでいるので、東京都の通勤時間がトップにきそうなイメージですが、神奈川県や千葉県の方が都内の通勤地に通っているケースが多いことが予想できます。とは言え、1位の神奈川県と2位・3位の千葉県・東京都との通勤時間に大きな差はありません。最大で50分と考えると、通勤時間に1時間以上かけるのは長いと言えそうですね。
通勤に1時間以上かけると、会社が都内にある場合は郊外に住むことが選択肢となります。しかし、「郊外で1時間以上通勤するメリットってあるの?」と疑問に思う方もいるでしょう。実は、この選択には多くのメリットがあります。
1. 同じ予算でも郊外なら広い家を買える
都内でも一駅違うだけでも価格差が大きいことがあります。都内の人気エリアに建つ家は価格が高騰していて買えないという声もよく耳にします。
郊外の家なら、同じ予算でも希望する広さの土地や家を買える可能性が高まります。
2. 駅近の家を買える可能性がある
都内では駅周辺には主にマンションが建ち並び、宅地そのものが希少です。その結果、宅地が売りに出ていても高額で手が出しにくく、特に一戸建てを希望する場合は駅から離れた場所に住むしかないことがよくあります。しかし、通勤時間が1時間以上かかるような郊外エリアでは、駅周辺に広がる住宅地の中から、手頃な価格で徒歩5分圏内の家を買えることも珍しくありません。
3. 治安がよく、子育てに向いている
郊外の家は、価格だけでなく環境面でも魅力があります。郊外の住環境は子育てにも最適です。広いスペースで子供たちが思いっきり遊べる場所があり、安全で静かな環境が整っています。これは子供たちにとっても、親にとっても大きなメリットと言えるでしょう。
4. 通勤時間中、読書などに充てられる
通勤時間が1時間以上かかる場合、電車やバスの中での通勤時間を読書や勉強などの趣味に充てることができます。そのほかにも、動画を観る、音楽を聴く、ラジオをタイムフリーで聴くなど、趣味の時間に充ててもよいですね。このような柔軟性があることで、通勤時間が単なる移動だけでなく、有益な時間として活かされることとなります。
どんなことにもデメリットはあります。メリットに続いて、通勤時間1時間以上の家を買うデメリットを解説します。
1. 睡眠時間や家族との時間が減る
通勤にかかる時間が増えることで、睡眠時間が減少する可能性があります。朝早く出勤する必要がある場合や、夜遅くまで働くことがある場合、十分な休息が難しくなります。また、通勤時間が長いと家族との時間が減少することも懸念されます。家に帰った時には既に家族が寝ていたり、十分なコミュニケーションが取れなかったりすると、ストレスや不満を生むことになるかもしれません。
2. 通勤手当の上限次第では交通費がかかる
通勤手当は通勤にかかる交通費を補助する制度であり、通勤距離や時間が増加すればそれに比例して交通費も増えることがあります。
しかし、通勤手当には上限が設けられている場合があり、通勤時間が長いほどその上限に達しやすくなります。また、通勤手段によっては定期券や交通カードの購入が必要な場合があり、これも通勤費用を増やす一因となります。
3. 災害時、帰宅難民になる可能性がある
通勤時間が1時間以上かかる場合、災害が発生した際に迅速な帰宅が難しくなり、安否確認や家族との連絡が滞ることが懸念されます。
特に交通機関がストップするなどの制約が生じた場合、帰宅難民になる可能性があります。徒歩で帰宅できればよいですが、道路状況が安全とは限りません。このデメリットを踏まえて、住まいを選ぶ際には災害時のアクセスや避難のしやすさも考慮することが重要です。
4. 利便性の悪さから車が必要になる
郊外では駅や交通機関が遠く、徒歩でのアクセスが難しいことがあります。このため、車が必要となる可能性があります。車通勤に切り替える方もいらっしゃるかもしれません。車が必要となると、駐車場の確保や燃料費、車の維持費用がかかります。これらのコストや手続きの手間を考慮する必要があります。また、車の運転には時間や体力がかかり、通勤時間に余裕がなくなることも懸念されます。
通勤時間1時間以上の家を買う場合、どのようなことに注意すればよいのでしょうか。
1. 価格の安さで妥協しない
郊外の家は物件価格が低い傾向がありますが、価格の安さに魅かれて妥協してしまうと、その後の生活に悪影響を及ぼす可能性があります。住環境や建物の品質、近隣の施設や治安などをきちんと調査し、価格だけでなく将来の居住環境を見据えて検討することが重要です。
2. 今後のライフプランを考える
現在独身であっても、将来的には結婚や子供の誕生など、家族構成が変わる可能性があります。将来の家族計画を考慮して、住まいの広さや環境も重要視しましょう。また、老後もその地域で暮らしていけるかも考えることも大切です。地域によっては坂道が多く、足腰に負担がかかる可能性があるため、検討に際しては十分な注意が必要です。
3. 通勤手当上限を超えない範囲にする
通勤手当は通勤にかかる経費の一部を補償するための手当てであり、企業によっては上限が設定されています。
通勤時間が長い場合、交通機関の利用やガソリン代が増加する可能性があるため、手当の上限を考慮せずに物件を選ぶと、予算オーバーとなり経済的な負担が生じる可能性があります。
4. 医療施設や買い物に不便がない場所を選ぶ
長時間の通勤があると、緊急時の医療アクセスや日常の買い物が難しくなる可能性があるため、これらの施設が適切な場所にあるかどうかを確かめることが重要です。生活の利便性を確保することで、通勤によるストレスを軽減し、快適な生活を築くことができます。
5. 実際に現地に行ってみる
通勤時間が1時間以上かかる家を購入する際には、実際に現地に足を運ぶことをおすすめします。以下は、その際の具体的な注意点です。
・通勤経路の確認
家から職場までの通勤経路を確認しましょう。実際に車や電車、バスを使って通勤してみることで、交通の混雑や所要時間をリアルに体験できます。
・周辺環境の視察
家の周辺環境も確認しましょう。近隣のスーパーや商業施設、医療機関などのアクセスや利便性を確認することが重要です。
・生活インフラの確認
現地に行って生活に必要なインフラが整っているか確認します。学校、公園、レジャースポット、その他の生活施設が近くにあるかどうかも考慮しましょう。
・地域の安全性
現地の治安や安全性を確認することも大切です。地元の住民とのコミュニケーションや、近隣の住宅地の雰囲気を感じ取ることができます。
・将来の発展予測
現地の発展の可能性も考慮してください。新しい開発やインフラ整備の計画があるかどうかを確認することで、将来の住環境の変化を予測できます。
これらのポイントを踏まえ、現地に足を運ぶことで、通勤時間が1時間以上かかる家の選択をより慎重かつ適切に行うことができます。
郊外の家を買う場合、通勤時間が長い分、自宅が快適で居心地の良い場所であることはより重要になります。
価格のみならず、生活の質を向上させる要素もしっかりと確認することで、通勤時間の長さによる負担を軽減することができます。
今回解説したメリットデメリットを踏まえつつ、通勤時間や経済的な側面を考慮して住まいを選ぶことが重要です。