【2022年度最新】神奈川県の住み続けたい街ランキング
家を買うなら一時の流行りや憧れではなく、トータルで住み続けたいと思える街を選びたいですよね。本稿では、リクルートが毎年発表している「住み続けたい街ランキング」から第1~3位の駅の紹介と、住み続けたいと思える街の指標や物件見学時にチェックしておくべき点などを解説します!
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【目次】
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1. 神奈川県の住み続けたい街ランキング
それでは、2022年の神奈川県の住み続けたい街ランキングをご紹介します。「住みたい」ではなく「住み続けたい」であることがポイントです。こういったランキングは指標になるのでぜひ参考にしていただければと思います。
【第1位:湘南海岸公園駅】
第1位は、江ノ島電鉄線の湘南海岸公園駅です。1日平均乗降人員は約2,000人、土日祝は観光客の利用が多く、平日の朝夕のラッシュ時にすし詰め状態になることは早々ありません。徒歩圏内に湘南江の島駅(徒歩約9分)や片瀬江ノ島駅(徒歩約13分)やもあり、他路線が利用できるので利便性もバッチリです。
湘南海岸公園駅から主要駅までのアクセスは、藤沢駅なら約8分、横浜駅なら約35分、品川駅なら約60分となります。
駅周辺は閑静な住宅街ですが、駅から15分以内に江ノ島水族館、湘南海岸公園などがあります。観光地ではありますが、治安が比較的よく、落ち着いたのんびりとした街です。徒歩で海にも行けますので、海が好きな方にはピッタリの駅です。湘南海岸公園駅に魅力を感じた理由として一番多いのは「地域に顔見知りや知り合いができやすい」でした。地域全体で子どもの成長を見守ることができる街なので、子育て世代に人気の街なのでしょう。
電車の情報については、江ノ島電鉄線ホームページをご確認ください。
【第2位:馬車道駅】
第2位はみなとみらい線の馬車道駅です。1日平均乗降人員は約41,000人。みなとみらい線内では「横浜駅」「みなとみらい駅」「元町・中華街駅」に続き、4番目に乗降人員が多い駅です。朝夕のラッシュ時には混み合いますので、ゆとりをもって通勤されたい方は時間をずらすなどの工夫が必要でしょう。みなとみらい線は東急東横線、東京メトロ副都心線に直通しているので、渋谷や池袋、新宿方面へのアクセスもスムーズです。
馬車道駅から主要駅までのアクセスは、横浜駅なら約4分、品川駅なら約36分、渋谷駅なら約37分、池袋駅なら約55分、新宿駅なら約51分、品川駅なら約36分となります。
馬車道駅周辺は大きなビルやオフィスが立ち並んでいて、一見すると「住むにくい」印象があるかもしれません。しかし、駅の北側は新しい綺麗なマンションが多く、繁華街の中では比較的治安がよいエリアです。馬車道駅から直結しているスーパーにはマルエツが展開している「リンコス 横浜馬車道店」があり、お買い物にも困りません。コンビニも多く、駅から徒歩5分の場所にはドラッグストアがあるので、常備薬などの買い出しにも便利でしょう。また、駅直結で内科・脳神経外科・皮膚科があるのでもしもの時にも安心です。
【第3位:日本大通り駅】
第3位もみなとみらい線です。1日の平均乗降人員は約27,000人です。日本大通り駅の乗降人員は、みなとみらい線の中で6駅中5位です。2位の馬車道駅同様に、朝夕のラッシュ時には混み合います。ビジネス街としても繫華街としても賑わいのある駅です。駅周辺には山下公園や横浜中華街、赤レンガ倉庫などの観光スポットもありますし、神奈川県庁や横浜地方裁判所などもあります。
日本大通り駅から主要駅までのアクセスは、横浜駅なら約6分、品川駅なら約36分、渋谷駅なら約45分、東京駅なら約47分、新宿駅なら約52分となります。
日本大通り駅は異国情緒のある建物があちこちに残っていて、山下公園からシーバスに乗ったり、バラ園を楽しんだり、イチョウ並木や横浜公園のチューリップやなど、散歩をするだけでも楽しいエリアです。繫華街なので防犯対策は必要ですが、複数のスーパーやコンビニ、ドラッグストアがあるので買い物は便利ですし、中華街も近く、飲食店も多いので自炊する方にも外食が多い方にも向いています。
2.「住み続けたい」「住みやすい」街の指標
前項では神奈川県の住み続けたい街ランキングをご紹介しましたが、「住み続けたい」「住みやすい」と思える街とは、一体どんな街なのでしょうか。人それぞれ基準は違うと思いますが、ここでは、「住み続けたい」「住みやすい」街の指標となるポイントを考えてみましょう。
1.通勤に便利な場所である
在宅ワークがメインという方以外は、通勤に便利な場所を選びましょう。
通勤は毎日のことです。人によっては、家にいるよりも会社にいる時間が長いということもあるでしょう。利便性が悪くて通勤がストレスになったらせっかくのマイホームも台無しです。都心部から離れた郊外の物件は安く買えますが、通勤時間や利便性のことも考えて物件を選ぶことをおすすめします。
2.買い物できる施設や病院などが近くにある
スーパーやドラッグストアなど日用品や常備薬を購入できる施設や病院が近くにあることも「住み続けたい」「住みやすい」と感じるポイントです。
また、ペットを飼っている方は動物病院の場所も要チェックです。変わった生き物を飼育されている方は、近くの動物病院が治療の対象に入っているか必ず確認してくださいね。
3.ライフスタイルに合っている
自分のライフスタイル合った街を選ぶことも重要です。
たとえば、仕事で夜勤が多い方は日中就寝されることが多いかと思います。閑静な住宅街であっても、日中は声や物音が気になってゆっくり休めないかもしれません。特に物件の近くに公園や保育園、繫華街などが近い場合は日中騒がしいことが多いので要注意。
夜勤が多い方はオフィス街の近くがおすすめです。もちろん職種によっては日中も騒がしい場所もありますが、繫華街の近くよりは静かに過ごせます。
1.最寄り駅からのルートと所要時間をチェック
物件見学時には、最寄り駅からのルートと所要時間もチェックしておきましょう。
不動産会社の広告に記載されている所要時間は、「徒歩1分=道路距離80m」で計算します。なお、80m以下の端数は切り捨てず1分とします。
所要時間を算出する際、信号待ちの時間や電車の踏切については考慮しなくて良いことになっています。坂道や階段があっても考慮されません。そのため、実際に歩いてみたら表記よりも時間がかかることはよくあります。
2.朝と夜、両方の時間帯に行く
「閑静な住宅街」という言葉は「いつも静かな街」というわけではありません。
特に観光地が近くにある場合は、平日は静かでも、土日は観光客が多くてうるさいことがあります。ビジネス街に近ければその逆ですね。できれば平日と休日の2回、朝と夜、両方の時間帯に見学に行くことをおすすめします。
2.治安を知るために現地の掲示板をチェックする
掲示板を見ると、その地域の治安や防犯性が分かります。
空き巣やひったくり、痴漢などの注意喚起を促すような掲示が多い地域は治安が悪い可能性が高いので要注意です。より詳しく知りたい場合は、管区警察局などのホームページで確認してみましょう。