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住活コラム
20代でもマイホームは買える?頭金はいくら必要?
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20代でもマイホームは買える?頭金はいくら必要?

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【目次】

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この記事にたどり着いた方は「20代でマイホームを購入する」ことを検討されているのでしょうか。まわりにモデルとなる人が少ないので不安な方は多いかと思います。特に「住宅ローンを組めるのか」「ちゃんと返済できるのか」という不安をお持ちの方はとても多いです。

そこで今回の記事では、20代でマイホームを買う時の不安な点や、買うことで生じるメリットデメリット、買うなら頭金はいくら必要なのか、詳しく分かりやすく解説します。

[1]どんな人が20代でマイホームを買うの?

「マイホームを購入する平均年齢は何歳?平均年収はいくら?」でも解説しましたが、注文住宅や新築戸建、新築マンションの購入者の平均年齢は30代後半~40代前半。30歳未満は注文住宅と新築戸建ては11%台、新築マンションは7.2%というデータが出ています。

30歳未満 30代 40代 50代 平均年齢
注文住宅 11.8% 40.9% 20.1% 10.8% 42.9歳
新築戸建 11.4% 46.1% 26.6% 9.3% 39.6歳
新築マンション 7.2% 35.8% 29.4% 13.2% 43.5歳
中古戸建 6.7% 25.9% 30.0% 16.0% 46.8歳
中古マンション 6.7% 25.4% 28.8% 17.9% 47.1歳

引用元:国土交通省「令和2年度 住宅市場動向調査」

20代でマイホームを買う方は1割程度。購入のきっかけとなるのはやはり結婚や出産。人生における最初の大きなライフスタイルの変化をきっかけに「20代でマイホームを買う」ことを決意された方が多いのでしょう。

[2]20代でマイホームを買う時の不安な点

少数派だからこそ、不安な点が多いもの。ここでは、20代でマイホームを買う場合に思いつく不安や気になるポイントをいくつか解説します。

1.年収が安定していなくても住宅ローンを組める?

まず、気になるのが年収ですよね。20代ではまだ年収が安定していない方が多いので、住宅ローンを組めるのか不安な方も多いでしょう。

 

 

実際に住宅ローンの審査をしてみないことには分からないので断言はできませんが、20代でも定職についていれば住宅ローンは組めます。アルバイトや派遣社員などの非正規社員は、民間金融機関で住宅ローンを組む場合、審査に通らない可能性も高いですが、その場合は「フラット35」を検討されてみてはいかがでしょうか。フラット35は、アルバイト、自営業の方、派遣社員、契約社員、勤続1ヶ月以上の人でも対応が可能で、年収も制限ありません。

詳しくはこちらの記事ご一読ください。(当社コラム)
「フラット35」はどのような人に向いている?メリットデメリットも解説!

フラット35の詳細につきましては、住宅金融支援機構のホームページからご確認ください。

 

2.自己資金が足りないかも…

自己資金と頭金は別物です。自己資金がなければマイホームは買えません。

最低限いくら用意しておけば良いのかといいますと、現金でざっくり150万円は必要です。その内訳は、手付金と引っ越し費用です。手付金とは、売買契約を結ぶときに買主が売主に支払うお金のことで、売買代金の一部にあてられます。手付金の金額は売主と買主の合意によって決まるので法的な決まりはありませんが、100万円程度かかるとお考えください。

 

[3] 20代でマイホームを買うメリットは?

なんとなく「若いうちに買った方が良いのだろうな~」というイメージはありますよね。20代でマイホームを買うとどんなメリットがあるのかみていきましょう。

1.資産計画に余裕がある

高齢の場合、完済年齢(80歳)から逆算して借入期間を考えなくてはなりません。

さらに、課題となるのが「定年退職後にどうやって住宅ローンの返済をしていくか」です。40歳で住宅ローンを組んだ場合は75歳で完済。60歳で定年退職を迎えると仮定して、完済までの15年間どうやって住宅ローンを返済していくのか、老後資金はどうするのか、考える必要があります。

25歳で住宅ローンを組んだ場合、最長の35年で住宅ローンを組んだとしても完済時は60歳。ちょうど定年退職を迎える頃に完済ですね。完済後は老後資金を貯めていけます。

 

2.支払ったお金が資産として残る

賃貸は気軽に住む替えできる点が魅力ではありますが、いくら家賃を払っても自分の資産になりません。借り物ですからね。それは仕方ないことです。

ただ、若いうちは良いのですが、老後が不安です。老後も賃貸で住み続けるとなれば、身元保証人の確保はできるのか、家賃は払い続けられるのか、建物の取壊しなどで急に退去を求められた場合、次の住まいはすぐに見つかるのか、老後の住まいに不安は尽きません。

その点、マイホームは自分の所有物、資産として残ります。20代のうちに資産を手に入れれば、早めに老後の不安を解消できるのも大きなメリットです。

 

3.落ち着いて暮らせる

マイホームは賃貸のように気軽に住み替えはできませんが、良く言えば同じ土地に落ち着いて暮らせるということです。子どもがいるのなら同じ地域住むお友達と仲良くなれますし、通う学校も見通しがつくので、ライフプランが立てやすくなります。

また、マイホームは自分好みの家づくりも出来ますし、賃貸よりも造りがしっかりしている場合が多いので、子どもの足音などの騒音トラブルにもなりにくいかと思います。

[4] 20代でマイホームを買うデメリット

20代でマイホームを買う場合、以下のようなデメリットがあります。

 

1.年収や頭金の額によっては物件の選択肢が狭まる

20代はまだ年収が安定していない方が多いでしょう。そのため、借入額が少なくなる可能性があります。

夫婦の年収を合算して住宅ローンを組むことで借入額をUPするか、親や祖父母から資金援助を受けて物件の選択肢を広げましょう。

親や祖父母から資金援助を受けることを検討している場合は、贈与税についても知識を身に付けておく必要があります。こちらの記事を参考にしてください。

住宅購入時に親から資金援助を受けるときの注意点

【住宅購入】親からの支援援助の平均額は?

 

2.ライフスタイルの変化が発生する可能性が高い

転勤や転職、出産、離婚などでライフスタイルが大きく変わる可能性が高いのが20代です。30代でも40代でも可能性はありますが、やはり変化が多いのは若い年代。予期せぬ出来事が起こるかもしれません。

万が一に備えて、住み替えか売却のことも頭に入れておきましょう。特に多いのは家族数の変化。子どもが増えて家が狭くなったというケースはとても多いです。

 

3.飽きても簡単には住み替えができない

これは年代問わずにいえることですが、マイホームは簡単に住み替えができないので、何か事情があって引っ越したい時やご近所トラブルなどがあった時が大変です。

慎重に物件を選ぶしか対策の仕様がないですが、物件そのものではなく、ご近所にトラブルになりそうな家はないか、治安は良いか、物件価格を重視しすぎて不便すぎる場所ではないか、環境も重視してくださいね。

 

[5] 20代でマイホームを買うなら頭金はいくら必要?

年収が安定していない20代でマイホームを買う場合、頭金はあった方が良いのでしょうか。

1.頭金ゼロでも買えるが、自己資金ゼロだと買えない

頭金は何百万も用意しなくても構いません。ゼロでも住宅ローンは組めます。

ただ、どんなことでも目安は必要です。頭金を用意するのならいくらあれば安心なのか、以下の金額を参考にしてください。

安心度1位:300万円~400万円
諸費用(250~300万円用意するとして)+手付金100万円

安心度2位:200万円~300万円
諸費用(200万円として)+手付金100万円

安心度3位(最低限これだけは用意する!):150万円
引っ越し費用や印紙代など現金で必要な費用(50万円)+手付金100万円

なお、自己資金については先に説明しましたが、現金でざっくり150万円(手付金100万円引っ越し費用50万円)は用意してください。手付金を現金で用意できなければ売買契約を結べないので、自己資金ゼロではマイホームを買えません。

 

2.「頭金ゼロ」と「5年後、頭金あり」ではどう違う?

まとまったお金(頭金)が貯まるまで、マイホームを買うのは待とう、とお考えの20代の方も多いことでしょう。

頭金ゼロの今買うか、あと5年頭金を貯めてから買うか、どのような違いがあるのかシミュレーションしてみましょう。

頭金の額:300万円
物件価格:3,000万円
返済期間:30年
金利:全期間固定1.3%

頭金の額 0円 300万円
借入額 3,000万円 2,700万円
月々の返済額 100,681円 90,613円
総返済額 36,245,142円 32,620,594円
利息の総額 6,245,142円 5,620,594円

上図を見ると、頭金を300円用意した方が月々の返済額は1万円程安くなり、総返済額も約362万円安くなっていることが分かります。

それでは、頭金を貯めるために5年間、毎月家賃を10万円支払うと仮定して、差額をシミュレーションしてみましょう。

頭金の額 0円 300万円
借入額 3,000万円 2,700万円
月々の返済額 100,681円 90,613円
総返済額 36,245,142円 32,620,594円
利息の総額 6,245,142円 5,620,594円
家賃10万円 0円 600万円
利息と家賃の総額 6,245,142円 11,620,594円

 

毎月家賃10万円支払う場合、5年間で600万円の支出になります。先ほどのシミュレーションとは結果が真逆で、頭金300万円用意した方が537万5,000円も支払い額が多くなっています。この差額を損と取るかは人それぞれです。

また、頭金を貯めている5年間で金利がどう動くかも考えておく必要があります。5年後に金利が1.3%よりも下がっていれば頭金を貯めてからマイホームを買った方が有利になる可能性もありますが、もし金利が上がれば利息はさらに増え、支出額が多くなってしまいます。

最近は金利1%台という超低金利時代です。家賃を払いながら頭金を貯めるよりも、頭金ゼロでも早めに住宅ローンを組んで、繰り上げ返済をした方が有利になる可能性が高いでしょう。

 

[6] まとめ

20代でもマイホームは買えます!資金計画はミツバハウジングまでご相談を!

記事内で解説したとおり、20代でもマイホームは買えます。とは言っても少数派であることは間違いありません。冒頭で「住宅ローンを組めるのか」「ちゃんと返済できるのか」という不安をお持ちの方はとても多いと述べましたが、その不安をお持ちの方なら大丈夫です。何とかなるでしょ!と勢いで買われる方は失敗しがちです。若くてもしっかりと資金計画を立てれば問題ありません。不動産屋に相談するのは初めてという方も大歓迎です。お気軽にご相談ください。

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