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住活コラム
変動金利に向いている人・向かない人【金利が上昇したらどうなる?】
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変動金利に向いている人・向かない人

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【目次】
[1]金利の種類とそれぞれの特徴
[2]変動金利型に向いている人・向いていない人
[3]もし金利が上昇したらどうなる?
[4]まとめ
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住宅ローンを申し込むときに迷うのが、「金利を変動か固定のどちらにするか」。

どちらが良いかは一概には言えませんが、ここ数年の低金利によって金利の安い変動金利型を選択される方が増えているようです。

実際には、変動金利型に向いている人、いない人とはどのようなタイプなのでしょうか。また、今後金利が上昇したらどうなるのでしょうか。

今回の記事では、変動金利型にスポットを当てて解説したいと思います。

 

[1] 金利の種類とそれぞれの特徴

まずは、住宅ローンの金利の種類とそれぞれの特徴についておさえておきましょう。

 

【変動金利型の特徴】
変動金利型は、借入期間中に金利が変動するタイプです。原則として半年ごとに金利が見直され、5年ごとに返済額に反映されます。

【変動金利型のメリット】
・固定金利よりも金利が低い
・金利が上昇しなければ固定金利よりも返済額は少ない

【変動金利型のデメリット】
・金利上昇のリスクがある
・金利が上昇すれば、返済額が高くなる

 

【全期間固定金利型の特徴】
全期間固定金利型は、借入期間中、ずっと金利が変わらないタイプです。よって、月々の返済額もあらかじめ決まります。 

全期間固定金利型のメリット
・返済額が変わらないので将来のライフプランがたてやすい
・金利が変わらない安心感がある

全期間固定金利型のデメリット
・変動金利よりも金利が高い
・今後、金利が低くなれば変動金利よりも返済額が多くなる

 

【固定期間選択型の特徴】
3年、5年、10年など固定金利の期間が決まっており、期間終了後に適用金利を選択するタイプです。固定する期間が長くなればなるほど、金利は高くなります。

固定期間選択型のメリット
・固定期間中は毎月返済額が増えない安心感がある
・固定期間経過後に金利が下がっていれば、低い金利を享受できる

固定期間選択型のデメリット
・固定期間経過後に金利が上がっていた場合、返済額が増える

 

[2] 変動金利型に向いている人・向いていない人

ここでは、変動金利に向いている人、向いていない人とはどのようなタイプなのか解説します。

 

変動金利型に向いているのは次のような人です。
・金利の動向をこまめに確認できる人
・返済期間が短い、借入金額が少ない人(金利が上昇しても影響が少ない)
・金利が上昇して返済額が増えても経済的に余裕がある人

 

一方、変動金利型に向いていない人は、メリットと真逆なタイプです。
・金利の動向を確認するのが面倒な人
・返済期間が長い、借入金額が多い人
・月々の返済額が家計ギリギリな人

 

国土交通省住宅局「平成30年度 民間住宅ローンの実態に関する調査結果報告書※」によると、住宅ローンを利用した50.7%の人が変動金利型を選んでいます。

この50.7%のすべての人が、上記の「変動金利型に向いているタイプ」とは限りません。おそらく、ここ数年の超低金利といわれる状態が続いていることが理由として考えられるでしょう。

 

[3] もし金利が上昇したらどうなる?

長い返済期間中、金利の変動は多少なりともあるでしょうから、変動金利型を選んで大丈夫なのか不安な方も多いかと思います。

 

ここ数年、超低金利時代といわれており、今後金利が上がることはあってもこれ以上下がる可能性は極めて低いかと思います。実際に、アメリカでは2017年に金利が上昇しており、今後日本にどう影響するのかは予測できませんが、この超低金利時代はそう長くは続かないと考えた方が良いです。

変動金利型は、原則として半年ごとに金利が見直され、5年ごとに返済額に反映されます。ただし、返済額が増えてもそれまでの返済額の1.25倍までという規定がありますが、返済している途中で金利が上昇したら、返済額にはどのぐらい影響が出るのでしょうか。

 

【金利上昇による変動金利型の月々の返済額の変化】

借入時 5年目 10年目 16年目
金利 0.85% 1.85% 2.85% 3.85%
月々の返済額 94,438円 10,625円 116,590円 124,916円
増加額 11,857円 22,152円 30,478円

(借入3,000万円・返済期間30年・元利均等返済・ボーナス返済なし、当初金利0.85%、5年ごとに金利が1%上昇した場合)

上図をみると、5年ごとに金利が1%上がった場合、月々の返済額は約1万円増えていることが分かります。

もし、借入時の金利で家計がギリギリなら、今後金利が上昇したときに返済が苦しくなる可能性が高いため、借入額を少なくすることも検討した方が良いでしょう。

 

[4] まとめ

変動金利型を選択するであれば、将来、金利が上昇したときのことも考えておく必要があります。

変動金利型は、固定金利型よりも金利が安い点が魅力です。ただし、住宅ローンは長ければ35年も続きます。たとえ10年だとしても返済期間の間に金利が上昇する可能性はあります。もし金利が上昇したら返済額はいくらアップするのか、どのくらいまでなら返済ができるかも計算しておきましょう。

 

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