バーチャルステージングをおすすめする3つの理由
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【目次】
[1]ホームステージングで得られる効果
1.物件を魅力的に見せることができる
2.買い手がつきやすくなる
[2]やるなら「バーチャルステージング」が絶対おすすめ!
[3]バーチャルステージングのメリット
1.一般的なホームステージングよりコストがかからない
2.家具や小物の搬入が不要!準備が最小限で済む
3.写真を撮るだけでホームステージングができる
[4]まとめ
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不動産の売却活動に大切なことは、多くの購入希望者に興味を持ってもらえること。不動産の物件検索サイトで「この物件いいな」と思ってもらえなければ、内覧にもきてもらえなければ、問い合わせすらもらえません。
そこで最近注目されている売却活動として、「ホームステージング」「バーチャルステージング」というものがあります。どのような効果やメリットがあるのか本稿で詳しく解説します。
[1] ホームステージングで得られる効果
ホームステージングとは、売却物件の室内を家具や小物でモデルルームのようなお洒落な部屋にする演出です。具体的にどのような効果があるのかみてみましょう。
1.物件を魅力的に見せることができる
モデルルームのようなお洒落な家具やインテリアで物件を魅力的に見せることができます。
売却活動で重要なのは、たくさんの人に物件に興味を持ってもらうこと。売却活動を開始すると、まずはインターネットの不動産検索サイトなどに掲載したり、チラシを作成したりして集客します。この集客活動で購入希望者に興味を持ってもらい、内覧に来てもらわないことには成約には繋がりません。
たとえば、同じ条件の似た物件であっても、何も置いていないガランとした部屋と、モデルルームのようなインテリアで演出された写真、どちらが購入希望者の興味を引くことができるでしょうか。多くの方が後者と答えるのではないかと思います。
2.買い手がつきやすくなる
購入希望者の興味を引くことができるということは、物件の買い手がつきやすくなるということです。
日本ホームステージング協会の調査では、ホームステージングを行うことで、売却期間がホームステージングしない場合の1/3まで短くなり、平均約23万円(約0.5%)高く売却できた、というデータがあります。
日本ではまだ認知度が低い方法ですが、逆にいえばライバル物件と差をつけやすいということです。購入希望者は、内覧で家に足を踏み入れた6秒で買うか買わないかを決定するといわれています。
中古物件の購入を検討されている方の多くは、住宅の損傷や経年劣化を気にしつつも心のどこかで「中古なのにキレイな物件」を期待しています。お洒落なインテリアで劣化をごまかすというと聞こえは悪いですが、ホームステージングを行うことで購入希望者の第一印象を良くする効果は間違いなくあります。
[2] やるなら「バーチャルステージング」が絶対おすすめ!
ホームステージングには、実際に部屋の中に家具や照明を設置する方法と、撮影した部屋の写真にCGを仮想的に配置する「バーチャルステージング」という方法があります。
一般的なホームステージングは、基本的には空き家で行うことを前提としています。入居しながらでもできないことはないですが、一度自分の家具を搬出し、ホームステージング用の家具を搬入します。そして内覧が終わった後に家具を再度、搬入しなおさないといけません。1回の内覧で購入希望者が購入希望してくれれば良いですが、もし気に入ってくれなければホームステージングが無駄になってしまうのです。
ちなみに、一般的なホームステージングの費用は、空き家の場合は20万円~30万円程度、入居しながら行う場合は4時間で5万円程度かかるといわれています。これが無駄になるなんて考えたくもないですよね。
内覧のためではなく、「インターネットの不動産物件検索サイトに掲載するために写真撮影だけしたい」という方もいらっしゃるかと思いますが、正直もったいないです。そんな方にこそバーチャルステージングをおすすめします。
バーチャルステージングは、部屋の中に家具は搬入しません。担当者が部屋の写真を撮り、その写真をもとに加工していきます。お洒落な家具や小物など、好みに合わせたインテリアをCGで演出をします。
下記に3つの事例写真を載せますので、ご覧ください。
事例1:before
↓
事例1:after
事例2:before
↓
事例2:after
事例3:before
↓
事例3:after
上記の写真は一例で、モダンや北欧、ヴィンテージなどお好みのインテリアや、物件の雰囲気を活かしたインテリアや小物を選ぶことも可能です。
次の項目では、バーチャルステージングのメリットについて詳しく解説します。
[3] バーチャルステージングのメリット
バーチャルステージングを行うことでどのようなメリットがあるのでしょうか。
1.一般的なホームステージングよりコストがかからない
まず、一番のメリットはコストを抑えられることです!
一般的なホームステージングの場合は、家具のレンタル代や搬入費用がかかるため、20~30万円と高いコストがかかります。一方、バーチャルステージングは、写真をもとにCGで家具を合成するので、大幅にコストを抑えることができます。バーチャルステージングに必要なコストは会社によって異なりますが、一般的なホームステージングにかかるコストの1/5以下程度で行うことができます。
2.家具や小物の搬入が不要!準備が最小限で済む
家具などの搬入が必要ない点も大きなメリットです。
撮影の際は、大きいタンスやテレビなどの家具が残っていても構いません。後から写真に写っている家具や物をCG加工によって消すことができるので、ある程度片付いていれば大丈夫です。
一般的なホームステージングの場合は、自分が使っている家具は一度搬出し、ホームステージング用の家具を搬入して撮影、それが終わったら搬出して、再び自分の家具を搬入…という工程を踏まなければなりません。搬入・搬出の際に物件が傷付くリスクもあります。バーチャルステージングなら、準備も最小限で、物件が傷付くリスクもありません。
3.写真を撮るだけでホームステージングができる
家具の搬入や長時間の立ち合いは必要ありません。時間がない人ほどバーチャルステージングをおすすめします。
バーチャルステージングを行う際、まずは担当者がお部屋の写真撮影に伺います。(ご自身で撮影していただくことも可能ですが、一眼レフカメラなどの広角レンズで撮影した方がお部屋を広く撮影できるので、担当者に任せていただいた方がよろしいかと思います)
撮影はさほど時間がかからないので、立ち合いされても1時間ほどで終わるでしょう。一般的なホームステージングでも、立ち合い不要としている会社もありますが、立ち合いされなかった場合の物件の損傷については責任を負わないこととしているケースがほとんどです。ちょっとリスクが大きいですよね。
バーチャルステージングなら、一般的なホームステージングに比べて時間も手間もかからず、コストは1/5。物件を傷付けるリスクもありません。仕事、家庭で忙しい方こそ検討していただきたい売却活動のひとつです。