「優良物件」を効率的に見つける探し方を教えます
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【目次】
[1]「優良物件」とは「コスパの良い物件」?
[2]優良物件を効率的に見つけるコツ
1. 不動産会社をうまく利用する
2. 「未公開物件」を紹介してもらうには
3. 優良物件を見つけるために妥協するべきポイント
[3]まとめ
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不動産ポータルサイトを検索すると、それこそ山のように物件情報が出てきます。その中から優良物件を血眼になって探し、物件探し自体に疲れてしまった、という経験はありませんか?ポータルサイトで物件探しをするのは手段のひとつとして外せない方法ですが、それだけに絞るのはあまり効率のよい探し方とは言えません。では、どんな探し方をすれば優良物件に出会えるのか。この記事で詳しく解説したいと思います。
[1] 「優良物件」とは「コスパの良い物件」?
そもそも「優良物件」とは何なのか、誰にとって優良なのかを考えてみましょう。
住宅購入に限らず、買い物をするときは少しでも安く良い物を買いたいと思いますよね。この心理をふまえると「優良物件」=「コスパの良い物件」ということになります。要は“条件のよい家”にもかかわらず、価格が安い!という物件です。
では、“条件のよい家”とはどのようなものを指すと思いますか?立地、建物、駅からの距離、築年数、資産価値、人によっていろいろな意見が出そうですよね。当たり前の話ですが、住宅に優先する条件は人によって違います。つまり、自分の条件に合っている+価格が安い物件が「優良物件」となるのです。
[2] 優良物件を効率的に見つけるコツ
自分が優先したい物件の条件を洗い出したら、物件探しをしましょう。効率よく優良物件を見つけるコツをいくつかご紹介します。
1. 不動産会社をうまく利用する
よい不動産会社には、自然と多くの情報が集まります。
地元密着型の仲介会社なら、そのエリアの情報に強い営業マンが揃っていることでしょう。もしかしたら未公開物件といわれる掘り出しものを持っているかもしれません。そもそも、物件の良し悪しをネットだけの情報から素人がくみ取るには少々無理があります。実際物件の詳細を知ったら希望していたものと違った…ということもあるでしょう。時間がもったいないです。気になる物件が見つかったら即問い合わせをして、気に入らなかった場合は、断るか、別の物件を探してもらえばいいのです。積極的に不動産会社を利用して、いろんな情報を仕入れることが優良物件を見つける早道といっても過言ではありません。
2. 「未公開物件」を紹介してもらうには
物件の中にはポータルサイトに掲載されていない「未公開物件」というものがあります。
未公開と聞くとなんだか掘り出し物のような感じがしますよね。実際「掘り出し物件」である場合もあります。でも、良い物件なら隠さないで表に出せばいいのに…と思いませんか?未公開物件にはいくつか理由があります。
多くは下記のようなケースです。
◎売主の意向
◎ポータルサイトの掲載枠の都合(○件まで○円といった制約があるため)
販売戦略で意図的に未公開にするケースもあります。
◎物件の希少性をアップさせたい
◎実際に来店されてから人柄を見て紹介したい
◎インターネットを利用しない世代向けの物件のため
そのほかの事情があるケースも
◎物件の掲載写真が間に合っていない
◎リフォームが完成しておらず見学できない物件
◎物件価格交渉可能の物件
◎ポータルサイトでは説明しきれない特徴のある物件
そして、いちばん多い理由としては「すぐに売れる物件だから」「顧客だけですぐ売れる物件だから」というもの。ポータルサイトに掲載するまでもなく、人気のすぐ売れそうな物件は「掘り出し物件」ということになりそうですね。
未公開物件を紹介してもらうには、やはり不動産会社と仲良くなることが近道といえそうです。次項では、そのための方法を次項で説明します。
3. 不動産会社と仲良くなる方法
ここまで「優良物件・掘り出し物件に出会うには、不動産会社と仲良くなることが効果的」と解説してきました。では、どのようにすれば仲良くなれるのでしょうか。ポイントをいくつかご説明します。
◎1社に絞ってコミュニケーションを取る
不動産会社の営業マンも人間です。あちらこちらと色々な不動産会社をまわっている人よりも、自分のところの1社に絞ってくれるお客さんの方が意欲的になることも考えられます。また、鮮度の高い掘り出し物件を紹介してもらうには、マメなコミュニケーションも必要。メールだと電話に比べてどうしてもタイムラグが出てしまうので、抵抗がなければ連絡は電話でもらうようにするのがベターです。
◎多くの不動産会社に希望を伝えておく
上述した方法と反対に、多くの不動産会社に希望を伝えて連絡を待つ、という方法もあります。物件の問い合わせをする際に希望条件を伝えておき、いち早く物件の紹介をしてもらえるように手配しておくのです。1社に絞った場合よりも付き合いは薄まりますが、あまり不動産会社と密なコミュニケーションは取りたくない、という方にはおすすめです。ただ、あまり何回も紹介された物件を断ってしまうと買う気がないと思われて連絡が途絶えてしまう可能性もあるので、断る場合は理由も伝えましょう。
4. 優良物件を見つけるために妥協するべきポイント
すべての条件が希望通りにいけば言うことはないですが、実際はそうはいかないもの。何かを妥協することも必要です。
そこで、優良物件を見つけるために妥協するべきポイントをランキング形式でいくつかまとめてみました。
1位 築年数
築年数を条件の上位にあげる方は多い様ですが、数年古くなるだけでも物件価格がグッと抑えられることもあります。最近は古くても新築同様のリフォーム済の物件もあるので、築年数ばかり注目せず、中身も確認してみてくださいね。
2位 最寄り駅からの距離
築年数同様、最寄り駅からの距離も条件の上位にあげる方が多いです。徒歩20分可能なら、バス10分徒歩5分というふうに選択肢を広げてみるのもおすすめです。
3位 階数
マンションの場合なら〇階以上!一戸建てなら〇階建て!と階数をガチガチに希望してしまうと選択肢が狭まってしまいます。階数以外の条件がピッタリなら、階数であきらめてしまうのはもったいないかもしれません。
[3] まとめ
“探す”という行為は、ただ闇雲におこなっても疲れるものです。優良物件に出会うには、まず自分が何を優先したいのかを明確にすることが大切。
ここがブレてしまうと、優良物件に出会えないどころか物件探し自体に疲れてしまいます。そして、不動産会社を上手く利用するのも賢い探し方です。気になる物件があるのなら積極的に問い合わせをしてみてくださいね。不動産会社を上手く利用して、優良物件や掘り出し物件を紹介してもらいましょう!