マイホーム購入時に必要な費用っていくらかかるの?
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【目次】
[1]マイホームを購入するときの費用はいくらかかるのか
1. 頭金
2. 購入時にかかる費用
3. 諸経費
[2]まとめ
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マイホームを購入する際は、頭金や物件価格にばかり目が行きがちですが、そのほかの諸経費にも注意が必要です。だいたいこのぐらいかな、と見切り発車で進めると、いざ物件申し込み、契約となったときに「こんなにお金がかかるなんて聞いてない!」と冷や汗をかくことになるかもしれません。マイホーム購入時にどのような費用がいつ必要になるのか、この記事を読んで知識を身に付けておきましょう!
[1] マイホームを購入するときの費用はいくらかかるのか
マイホームを購入するとき、物件価格以外の諸経費はいくらかかるのでしょうか?どのような費用がいつ必要なのか詳しく解説します。
1.頭金
頭金とは、住宅ローンの借入金額を減らすための自己資金のことをいいます。
頭金を多く用意すると住宅ローンの借入金額が減るため、総返済額を抑えることができます。
しかし、ここで注意したいのは「不動産を購入するには住宅ローン以外にもお金が必要」ということです。貯蓄をすべて頭金に使ってしまい、新居の家具代や引っ越し代、初期費用に回すお金がない…という事態は避けたいものです。頭金だけではなく、他の費用の貯蓄もしておきましょう。
また、頭金がなくても家を買うことは可能です。昔は頭金なしでは銀行は住宅ローンを融資してくれませんでしたが、ここ数年は頭金なしで住宅ローンを組むケースも増えています。(ただし、頭金がある人に比べて総返済額は多いということは頭に入れておいてください)。
2.購入時にかかる費用
住宅購入時に必要な費用を下記にまとめました。
細かくいえばこれ以外にもありますが、代表的な費用として参考にしてください。
手付金 | 売買契約時に売主に支払うお金のこと。ここでの手付金とは、物件価格とは別に必要なお金ではなく物件価格の一部を先に支払うもので、支払った分は最終的に物件価格に充当されます。相場は物件価格の5~10%とされており、原則契約後に買主の都合で白紙解約する場合は返金されません。 |
仲介手数料 | 物件をお客様にご紹介し、契約の成就(仲介)を行った不動産会社に支払う費用のこと。物件価格の3%+6万+消費税が上限とされています。基本売買契約時に50%、決済時に残りの50%を支払います。 |
印紙代 | 売買契約の書面には収入印紙が必要で、契約の際に現金で支払います。印紙代は契約の金額によって変わります。(例/4,000万円の不動産契約書 ⇒ 印紙代1万円 ※2020年1月現在 ) |
登記費用 | 所有権の保存・移転する際に登記所へ払う費用のこと。自分で登記を行うことも出来ますが、とても手間がかかるため司法書士に依頼することがほとんどです。すべての費用の総合計の相場は20万円程、その内、約2/3程度は司法書士への報酬となります。
※新築物件購入の際行わなければならない登記は下記の4種類です。 1. 建物表題登記 2. 所有権移転登記 3. 所有権保存登記 4. 抵当権設定登記(住宅ローンを利用する場合は必要) |
固定資産税 | 所有権移転日以降から固定資産税が発生します。所有権の移転日から年末までの固定資産税の日割分を売り主に支払います。 |
付帯工事
(一戸建ての場合) |
水道工事や電気工事など家を建てる以外にかかるお金のことです。一戸建ての場合、建物本体価格にどこまでの工事が含まれているかは会社によって様々で、別途工事費用が必要な場合もあります。 |
ローン保証料 | 住宅ローンを借りる際、保証会社に対して手数料を保証料と呼びます。相場は借入金額の2~3%程かかります。 |
金融機関融資手数料 | 住宅ローンを組む際に金融機関に支払う手数料のことです。費用は金融機関によって異なりますが、3~5万円程かかります。 |
修繕積立基金
(新築マンションの場合) |
新築マンションを購入するときにだけかかる費用です。大規模修繕に備えるための費用で、金額は20~30万円程かかります。 |
3.諸経費
そのほかにも、マイホーム購入する際には様々な費用が必要なケースがあります。
地鎮祭費用
(注文建築の場合) |
着工前に行う工事の無事を願って行う儀式のことを地鎮祭(じちんさい)といいます。謝礼は2~3万円(別途お車代5千円~1万円)、お供え物の費用が2~3万円、計5万円前後必要です。 |
家具家電の購入費 | 新居に置く家具や家電の費用も用意しておきましょう。引っ越しの際、家具や家電を買い替えようと考えると、一般的には80~150万円程必要と言われています。 |
引っ越し費用 | 距離や荷物の数にもよりますが、5~12万が相場。2月、3月などの引っ越しのシーズンともなれば費用はもっと高額になります。いくつかの引っ越し屋から見積もりを取り比較してみましょう。 |
[4] まとめ
家を買うときは様々なお金がかかります。
しかし、不動産広告やホームページを見ても費用の内訳や支払うタイミングなどの記載はなかなか見つかりません。しっかりと初期費用について知識を身に付け、お申込み前に担当者によく確認しましょう。